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小瀧「じゃあはじめまーす!」
重岡「よ〜いドン!」
重岡さんの掛け声と同時に部屋の外へ飛び出した。
貴(大吾待ってて。私が絶対助けるから。)
桐山「がんばれよぉ〜♪」
桐山さんの声が遠く感じる。
貴『はぁ、はぁ。』
この屋敷広すぎる。
てか……忘れてたけどここは廃墟。いつ崩れるかもわからんし、何が出てもおかしくない。
貴(足元が悪い…ここは怪我しやすいな……)
足元は割れたガラスや鏡の欠片、家具の破片など散らばっている。
貴『たしか桐山さんは特に鼻がいいはず……怪我したら1発でバレるな……』
貴『大吾の催眠術を解く薬とかないのかな……』
私は逃げながら医務室がないか見て回った。
貴『ん……アルコール』
白いドアの中からアルコール消毒液の匂いがした。
貴『ここか……』
中に入ると、薄汚れた白いベッドが二つ並んでいて、ボロボロのカーテンがあり、棚の中には色々な種類のびんがならんでいる。
貴『とりあえず絆創膏と包帯。あとは……』
ガサガサと棚の中をあさっていると……
?「みーつけた。」
貴『だ、だれ……』
恐る恐る後ろを振り向くとベッドの上に緑の瞳をもつヴァンパイアさんが。
貴『緑……金髪……たしか……神山さん?』
神山「そうそう!覚えてくれたんや♪」
優しそうな雰囲気を出していて綺麗な金髪だったからすぐ覚えた。
貴(そんなことより……逃げなきゃ……)
ドアの方向に走り出すとベッドの上に座っていたはずの神山さんが私のすぐ隣に
神山「まってよ!俺、なんもしぃひんから。」
貴『そんなの……嘘です……』
神山「うそちゃう!うそちゃう!ほら、なんか探してたんやろ?言うてみ?」
神山さんが私をじっと見つめた。緑の瞳が私の心の中に入ってくるのを感じた。
貴『催眠術……を解く薬とかってないんですか…』
あれ?なんで私こんなに素直になってるんだろ。
神山「素直でよろしい。まぁ、俺の力のせいやけど〜♪」
貴『ち、力?』
神山「いや、なんもない!俺、この部屋のこと大体分かってるからさ?ある場所知ってるで?」
そう言うと神山さんは棚の中を探し始めた。
その背中に向かって……
貴『なんで……私を食べないの……?』
神山「ん……それはな……」
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美桜(プロフ) - ありがとうございました! (2018年2月18日 9時) (レス) id: 1d9760fef3 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 美桜さん» もしかしたら続編で矛盾が出てくるかもしれないんですけど…多分これで合ってると思います! (2018年2月18日 1時) (レス) id: 5484d1d8ff (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 美桜さん» コメントありがとうございます。今の時点で出てきているメンバーの力だけですけど、まとめました! 藤井【催眠術】神山【相手の本音を聞き出す】桐山【相手の本能を目覚めさせる】重岡【自分の見たものを相手の脳にそのまま送る】…と、まあこんな感じです! (2018年2月18日 1時) (レス) id: 5484d1d8ff (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 見てて引き込まれるストーリーで何回もループしてます!質問なのですが、7人の目の力を全員分教えていただけませんか?できたらでいいのでお願いします! (2018年2月18日 0時) (レス) id: 1d9760fef3 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 瞳奈さん» 工夫とか……最高の褒め言葉です! (2017年6月23日 23時) (レス) id: 51e1914d91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんず | 作成日時:2017年3月12日 20時