検索窓
今日:2 hit、昨日:14 hit、合計:497,428 hit

____43 ページ4

Aside



貴「ただいま…」



神ちゃんに会ってから3ヶ月ほど経った。
あれから神ちゃんが来る気配もなく、ただ普通に日常を送っていた。




家に帰り、お風呂に入って自分の部屋で仕事の残りを片付ける。




ふと目に入ったのは神ちゃんから貰ったチケット。返すに返せなくてそのまま持って帰ってきてしまった。
日付を見ると明日がオーラス。






貴「明日じゃん…」




コンコン…





ノックの後部屋の扉が開き、お母さんが入ってきた。




貴「どうしたの?」




母「明日…行っておいで。」




貴「え?」




急に何を言い出すのかと思えば明日のライブに行ってこいって…




貴「私は逃げたんだよ?戻る資格なんて…」




母「じゃあなんでそのチケットいつまでもそこにあるの?なんで捨てないの?どうでも良かったらとっくに捨ててるでしょ」




私はお母さんに言われて戸惑った。
何度も捨てようか迷った。だけど毎回捨てられなかった。





貴「でも…」




母「みんなの頑張り見てきな?何かが変わるかもしれない。Aの中にも…あるんでしょ?」




貴「それは…」





お母さんはなんでもお見通しらしい。
私の思ってることを全て言ってくる。




母「送っていってあげるから。ね?」






私は渋々オッケーを出した。
見るだけ。ちょっとみんなの顔を見たら帰る。
その約束で行くことにした。

____44→←____42



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (928 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3061人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Kaede(プロフ) - 一気に全部読ませて頂きました。本当に最後の歌詞の部分に合わせて曲を流したんですけどもう自然と泣いちゃいました。もっと早くWEST.に出会ってたら、もっと早くこの作品に出会えたのにって思います。本当に最高です! (12月3日 0時) (レス) id: ecb060ec36 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 本当に心から良かったと思えた作品です。ありがとうございました。 (2019年8月23日 9時) (レス) id: 29a6e26902 (このIDを非表示/違反報告)
神重望 - 号泣しました (2019年5月28日 0時) (レス) id: 39fe9d01a2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 号泣です!笑この作品を読めてよかったです!ありがとうございます! (2019年2月12日 2時) (レス) id: 698b5142f2 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - 号泣ってこの小説の為にある言葉という事を知りました。この占いツクールというサイトで1つ学びました。ありがとうございました。 (2018年11月30日 23時) (レス) id: 29a6e26902 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あんず | 作成日時:2018年2月12日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。