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桐山side
庭の手入れをしてると誰かの話す声が聞こえてきた。
桐山「あ…」
次の瞬間、涙を流すAお嬢様の手の甲に望がキスをした。
その後に柄でもなく顔を赤くして去っていく望。しばらく見ているとお嬢様がこっちに向かって歩いてくる。
貴「あ…桐山さん…」
桐山「お、おぉ!お嬢様か!こんなところで何してるんや〜?サボりか?」
俺は何も見ていないような態度を取った。
貴「まぁ、そんなところです。」
桐山「まぁここ座り?」
そう言って近くのベンチに案内した。
ベンチに座ると、庭に咲いてる花が丁度見える。
桐山「ここの生活には慣れた?」
貴「はい。皆さんすごく優しくしてくれて…お料理も美味しいですし、小瀧さんなんてさっき助け…」
桐山「望…やろ?」
俺はAお嬢様の話を遮った。
貴「え…?」
桐山「なんで、望のことは望って呼ぶのに俺は桐山さんなん?」
俺はお嬢様に詰め寄った。
貴「桐山…さん?」
俺はお嬢様の口にそっと指を添えた。
桐山「照史…やろ?ほら、呼んでみ?」
貴「きりや…」
桐山「ほら、あきと…呼べるやろ?」
貴「おかしいですよ?どうしたんですか…」
そう言われ頬に手を当てられ、やっと我に返った。
目の前には震える声で俺を見つめるお嬢様。
桐山「あの…俺…すんません!!」
俺はその場を逃げるように去った。
桐山「どうしたんや…俺」
あの子と居ると、自分が自分じゃなくなる気がする。いつもなら抑えられる感情が飛び出るような…。
桐山「あかんあかん。」
こんなこと思ったらあかんのに…
そんな感情持ったらあかんのに…
桐山「お嬢様が……欲しい。」
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SIRURU(プロフ) - このお話が大好きです。更新頑張ってください!応援してます…! (2018年3月16日 19時) (レス) id: f746aab1e6 (このIDを非表示/違反報告)
虹香 - 面白いです!無理せず更新頑張ってください!私も受験生なので大変なの分ります。応援してます!! (2017年11月17日 21時) (レス) id: 08ce2e4352 (このIDを非表示/違反報告)
朱 - あんずさん» はい!ずっと待ってます!このお話大好きなので!時間があれば、更新お願いします!無理はしないで下さいね! (2017年8月26日 8時) (レス) id: 9e5e6a1601 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 朱さん» いえいえ!何も言わない私が悪いんです!見てくださる方がいる限り更新しなければならないのにそれを怠ってしまいました…更新はゆっくりですが続けていこうと思いますのでそれでも良ければ見てやってください! (2017年8月23日 18時) (レス) id: 51e1914d91 (このIDを非表示/違反報告)
朱 - あんずさん» そうだったんですか.....ごめんなさい、何も知らないのに言ってしまって...受験頑張ってください! (2017年8月23日 9時) (レス) id: 9e5e6a1601 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんず | 作成日時:2017年6月10日 16時