検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:210,313 hit

____34 ページ34

中間side


中間「でも……、もう責めるのは終わりや。お嬢様を助けられたやろ?それも、2度も救った。ここまで来てまだ後悔するか?」



俺がそう聞くと神ちゃんは俯いていたけど、顔を上げて応えた。



神山「そーやんな!まだ俺がクヨクヨしててどーするん?って感じやんな!救い出せた!それだけで幸せやん!」



そのあと、そーやんそーやん!と言いながら、神ちゃんは屋敷の中へ戻って行った。



中間「ちょっと肌寒くなってきたなぁ」



そう言って俺も屋敷に戻った。




ガチャ……


中間「みんな風呂入ったか〜?」



桐山「うん!しげ以外は入ったよ〜」



中間「わかった〜。しげはその傷では入られへんなぁ……」




重岡「え〜!そんなん嫌やあ!」



中間「今ぐらい我慢しい!その傷で湯なんか浸かってみいや。失血死するで?」



重岡「でも……今日汗かいたし、頑張ったもん!」




中間「無茶言うなよ〜…明日!明日な!」




重岡「いやや!絶対に嫌!今日入る!」




そう言って、ソファーから起き上がろうとしてるしげを止めたのは、俺じゃなくてAお嬢様やった。




貴「ね、これならいい?」




そう言って現れたお嬢様の手には、お湯の入った桶と、タオルだった。




貴「これで体拭いてあげる!明日の朝入るとはっても汗かいてるなら拭かないとね!」




そう言って腕まくりをし、タオルをお湯につけたお嬢様は、しげにシャツを脱ぐことを指示した。




重岡「お……ありがとうな」




これにはしげも大人しく従う。



貴「綺麗になれ〜綺麗になれ〜」




中間「この様子やったら大丈夫か」



俺は最後まで見届けることなく、自室へと帰った。

____35→←____33



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (188 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
663人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

SIRURU(プロフ) - このお話が大好きです。更新頑張ってください!応援してます…! (2018年3月16日 19時) (レス) id: f746aab1e6 (このIDを非表示/違反報告)
虹香 - 面白いです!無理せず更新頑張ってください!私も受験生なので大変なの分ります。応援してます!! (2017年11月17日 21時) (レス) id: 08ce2e4352 (このIDを非表示/違反報告)
- あんずさん» はい!ずっと待ってます!このお話大好きなので!時間があれば、更新お願いします!無理はしないで下さいね! (2017年8月26日 8時) (レス) id: 9e5e6a1601 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 朱さん» いえいえ!何も言わない私が悪いんです!見てくださる方がいる限り更新しなければならないのにそれを怠ってしまいました…更新はゆっくりですが続けていこうと思いますのでそれでも良ければ見てやってください! (2017年8月23日 18時) (レス) id: 51e1914d91 (このIDを非表示/違反報告)
- あんずさん» そうだったんですか.....ごめんなさい、何も知らないのに言ってしまって...受験頑張ってください! (2017年8月23日 9時) (レス) id: 9e5e6a1601 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あんず | 作成日時:2017年6月10日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。