ヴァンパイアＷＥＳＴ Happy End

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神山side




神山「あっくん！聞いて！なぁ！」




桐山「うるさいねん！俺は……俺はもう淳太くんに従うって決めたんや！」




俺がいくら止めようとしても待った聞かず、それどころか暴れまくるあっくん。
なにかに取りつかれたように怯えてる？




重岡「神ちゃん！このままやったららちあかんぞ！」




神山「でも……傷つけるのだけは…」





重岡「もう…そうするしかないんや！話なんか聞いてくれへんやん！」





しげの言う事は、あっくんを攻撃しろって事。話し合いは無理なんか？





神山「あっくん！」




俺は殴りかかってきたあっくんの手をがっしり掴んだ。




神山「何があったん？いつものあっくんじゃないで？どーしたん？」




桐山「離せや！俺は…いつもの俺や！そろそろ消すぞ？！」





腕を振り払われてまた殴りかかってくるあっくん。その目はもう理性を失いかけてた。




重岡「神ちゃん！どーするねん！」




神山「照史！俺の目見て！俺の目を見て話せ！なぁ？ホンマに何があったんや？淳太くん……か？」





淳太くん。その名前を出した途端、照史の目の色が変わり腹部に激痛が走った。




神山「あっ……くん？」




桐山「今まで急所は外してきたつもりやった。けどもうその必要もないな。」





俺の視界が歪み、最後に見た景色はしげの後ろ姿。牙をむき出しにして向かっていったんやろう。





神山(あっくん……何がそんなに怖いんや)

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