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藤井side
Aはポツリポツリと話し始めた。それは、俺とAが初めて話した日の事。そうやっけ?とと覚えてない振りをするけどやっぱり忘れられへんくて。
貴『流星さ、ここでこわーいお兄さん達に絡まれてた私を助けてくれたんやで』
藤井「そーやっけ?」
覚えてるで?突然家を飛び出したA。靴も履かずに夢中で走ったんやろうな。
貴『気づいたら泣きながらめっちゃ走っててさ笑笑で、ここに来とってん。』
藤井「で、俺が来た頃には…ナンパされててんな。」
俺が付け加えると『なんや〜覚えてるやん?』って笑顔で呟いた。
貴『あの時な?流星が来てくれへんかったら私、絶体絶命やったで?来てくれてありがとうな?』
藤井「……ん。」
俺は改めてお礼を言われて恥ずかしくなった。そろそろ日も傾き始めた頃。
貴『そろそろ帰ろっか?帰ってちょっと踊りたいしさ?』
そう言いながらベンチから立ち上がったA。俺のちょっと先を歩くAの後ろ姿はとても楽しそうやった。
貴『六月って言っても夕方は肌寒いなぁ…』
藤井「ん。これ着とき。」
俺は着てたパーカーを脱いでAの肩に掛けてあげた。いつもやったら恥ずかしくて絶対にせんことやのになぁ。
貴『ありがと〜。ん!流星の匂いするわ…落ち着く〜』
Aは俺から貰ったパーカーに顔をすりすりと埋めてる。
藤井「調子狂うわ…///」
貴『ん?なんか言った?』
俺は軽く首を振り、ただAの背中を見つめてた。
ほんまに…こんなに優しくするのはAにだけやで?
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あんず(プロフ) - HONOKAさん» 他の作品と同時進行でやってるんで更新バラバラしててすみません!!なかなかライブ本編に入れなくて焦ってます……これからも応援よろしくお願いします! (2017年6月13日 20時) (レス) id: 51e1914d91 (このIDを非表示/違反報告)
HONOKA(プロフ) - 続きが楽しみです!更新頑張ってください。。 (2017年6月13日 20時) (レス) id: b5192f7c11 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - *122のJUMPっ子*さん» ありがとうございます!そんなこと言ってもらって嬉しいです!!これからもよろしくお願いします! (2017年6月3日 16時) (レス) id: 51e1914d91 (このIDを非表示/違反報告)
*122のJUMPっ子* - あんずさんの作品大好きです!もしよかったら更新頑張ってください(^ワ^=) (2017年5月31日 1時) (レス) id: 1bf65c8a09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんず | 作成日時:2017年5月15日 19時