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喧嘩 ページ22

Aside



リハが始まってから1時間。覚えることいっぱいありすぎる。指示を受けながら横目で皆を見ると涼しい顔で踊ってる。



貴(当たり前……か。初めてなん私だけやもんな…)





その後も私だけ色々場所確認してる時もみんなでふざけあってたり…。




スタッフ「そこ!福田ちゃうよ!ちゃうちゃう!右!そこ右やって!」



貴『あ……はい!』




でも、どれだけ覚えなあかんくても時間は進む。時間が進むにつれて私の頭の中もいっぱいに。




スタッフ「あ〜…ちょっと休憩入れよか」





やっと休憩に入ったと思えば、頭の中に叩き込まなあかん事がいっぱい。






桐山「〜?な?〜やってな?ほら!な!」





照史くんが隣でなんか言ってるけど今はそれどころじゃないねん。





貴『ちょっと一人にして。話しかけんといて』




私が放った言葉で空気がすっごく悪くなった。それは私も分かってた。けど、場の空気よりイライラが勝ってしまう。





貴『ほんまに!ええからそんなん。』





桐山「あ、はは笑な?」




照史くんがしつこく話しかけてくる。その時淳太くんが静かに言った。




中間「ちょっとそれは無いんちゃう。」





淳太君に怒られるのは初めてで。淳太君が正しいこと言ってるのに…反抗した。





貴『なにが。』



中間「いや、照史が元気づけたろと思って話しかけてるのに、その反応は無いんちゃうか。って言ってるんやけど」





怒られた悲しさと、何もできひん自分にイラついてさらに言い返してしまう。




貴『あ、あれやろ……?どうせみんな思ってるんやろ?遅いなとか、早く覚えろとか。』




中間「誰もそんなん思ってないし。自分が考えすぎてるだけやろ?!」






桐山「まぁまぁ……」





照史くんが止めに入るけどそんなん聞かんと言葉を続ける。





貴『じゃあどうなん?どうなんですか?!スタッフの皆さんも私のせいでお昼の時間遅れて。休憩時間削られて。正直嫌ですよ……』





中間「A!!」





私が言葉を言い終わる前に大きな声でその言葉を阻止された。初めて見る淳太くんの激怒。大きな声にビックリしてその場から逃げた。





貴『はぁ……はぁ……』





私は更衣室で泣きつづけた。

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あんず(プロフ) - HONOKAさん» 他の作品と同時進行でやってるんで更新バラバラしててすみません!!なかなかライブ本編に入れなくて焦ってます……これからも応援よろしくお願いします! (2017年6月13日 20時) (レス) id: 51e1914d91 (このIDを非表示/違反報告)
HONOKA(プロフ) - 続きが楽しみです!更新頑張ってください。。 (2017年6月13日 20時) (レス) id: b5192f7c11 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - *122のJUMPっ子*さん» ありがとうございます!そんなこと言ってもらって嬉しいです!!これからもよろしくお願いします! (2017年6月3日 16時) (レス) id: 51e1914d91 (このIDを非表示/違反報告)
*122のJUMPっ子* - あんずさんの作品大好きです!もしよかったら更新頑張ってください(^ワ^=) (2017年5月31日 1時) (レス) id: 1bf65c8a09 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんず | 作成日時:2017年5月15日 19時

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