第13話 ページ14
「晋助、リナと吉原に行ってくるでござるいつ帰ってくるかはわからないでござるよ」
「おい、万斉てめぇ何堂々と抜け駆けしてんだ」
「抜け駆けじゃないでござるよ、リナの事で吉原に行くだけで手はださんでござる」
「手ぇだしたら俺じきじきに殺してやる」
「殺されるのは嫌でござるな」
「リナは俺のだやっと会えたんだ手放す気はねぇよ」
「晋助、リナが許したからといっても、そんなにがっつくでないぞ、逆に逃げるてしまうでござるよ」
「そうか、それは大変だな忠告ありがとう万斉」
「口調が可笑しいでござるよ、そんなに拙者がリナと吉原に行くのが嫌でござるか？」
「当たり前だ、こっちは初恋拗らせてんだよ」
「リナの事になると晋助は変わるでござるな」
「どういう事だ」
「晋助らしくないでござる、余裕がないでござるよ」
「当たり前だ、アイツの事になるとなりふり構ってられなくなるんだよ、俺だけじゃなく他の奴らも」
「それは見てみたいでござるな」
「無理だな、アイツらはリナを裏切ったままだそんな状況でリナの心配なんかするわけねぇよ」
「リナを傷つける者は拙者が消すまででござる」
「リナの許可なく消したら怒られるでござるがな」
「ようするにバレなきゃいいって事だろ」
「そうでござるよ、晋助そろそろ行くでござる」
「絶対に手ぇだすなよ」
「分かっているでござるよ」
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作者名：三日月狐 | 作成日時：2018年9月16日 23時
