fond.34 ※ 癖極強注意 ページ34
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離れて尚、先ほどまでの甘ったるい感覚が口に残る。
甘い時間とは裏腹に
回らない思考が
今まで悶々と考えていた事に一つはっきりと答えを出してしまっていた。
私が先生にとらわれていたように
先生もまた罪悪感で私にとらわれていたのだろう。
なんて思うのは少々己惚れているだろうか。
どんな形であれ少しでも先生の中に存在していたなら嬉しい。
だけど、もうそろそろ解放されてほしい。
私なんかにとらわれないでほしい。
落ち着かない気持ちのまま
思考を巡らせていれば
頭をひと撫でされ
そのまま下がった手が背に回り
少し強めに抱きしめられた。
側頭部もしっかりと押さえられスッポリと先生の腕の中に治る。
先生の胸元に触れている耳には
自分のでは無い大きな心音が一定のリズムで聞こえてくる。
「考え事か？ムードないからやめとけ…」
今までで1番近くから聞こえた声は
少しだけ熱を帯びていた。
ダメだとわかっていても上がってしまう体温は自分ではもうどうしようもできない。
そう見透かしてくるなら
私の気持ちも全部見透かして欲しかったな。なんて。
「……ムードとかそう言うのやってないんで」
そのままソファに押し倒されれば
何を意味するのか、想像はつく。
して終えばきっと先生の罪悪感を拭い去れるだろう。
私の中でもなんとなく
この気持ちに終止符をうてそうだ……。
流されるようにまた深い口付けを交わした。
＿＿＿
すっと先生が立ち上がり
額に軽く先生の唇が触れ
手が離れた。
結果として……していない。
正確に言えば途中でやめた。先生が！
今現在かなり途中までして離れたのだこの人は！！
どう出てくるのか確認すべく視線を向ける。
「そんな期待するな。」
悪戯にこちらへ視線を向けた先生。
「っしてませんから！！」
「はいはい」
使い物にならなくなってしまった下着を洗濯するから脱げと言い出す始末。
脱げる訳ないだろ……。
ありえない発言に唖然としていれば
自身の下着を貸してやると言い出した。
「はあ！？なんで先生の下着なんて着ないといけないんですか！馬鹿ですか？！」
「下着着ないで寝んのか？
俺のが嫌なら……昔の女の下着でよけりゃあるが。どうする」
少し気まずそうに言う先生。
気まずそうにする前に口に出すべきでは無いと思う！！
生涯こんなデリカシーのないセリフを聞くことは絶対に無い。自信がある。
全貯金をかけても断言できる！
先ほどまでの行為で上がっていた熱はもうしっかり通常運行だ。
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くま(プロフ) - なべちゃんさん» 泣かせなくて→残せなくて (2021年9月25日 7時) (
レス) id: 429e4ba01a (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - なべちゃんさん» そんなそんな！！ほんとに頂いた感想嬉しくて、絶対無くさないように3枚もスクショ撮っちゃいました🙈❤読み返してくれようとしてたのかなと凄く嬉しかったですよ！！泣かせなくてほんとごめんなさい💦本当に素敵なお言葉ありがとうございました！ (2021年9月25日 7時) (レス) id: 429e4ba01a (このIDを非表示/違反報告)
なべちゃん(プロフ) - こちらにコメントしていたとは！逆に申し訳ないです。。😭これからも頑張ってください！ (2021年9月24日 22時) (レス) id: 95e45e91a7 (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - なべちゃんさん» 素敵なお言葉を沢山いただいて、大変心苦しいのですが…こちらシリーズ最初になる為、今後読まれる方に最終話のネタバレしてしまう為削除させて頂きます😭スクリーンショットで大事に保管させていただきました！！！本当にごめんなさい😭😭 (2021年9月24日 22時) (レス) id: 429e4ba01a (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - なべちゃんさん» コメントありがとうございます😊！そして最後まで読んでいただいてありがとうございました☺とっても嬉しいお言葉を沢山いただいて本当に嬉しいです！！ありがとうございます😊！ (2021年9月24日 22時) (レス) id: 429e4ba01a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くま | 作成日時：2021年6月11日 21時
