fond.26 ページ26
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開けた扉を押さえてくれているので中に入らせてもう。
一足だけ男性物のサンダルが出ていた事に妙に生活感を感じ、先生の家に来てしまったと改めてちょっとだけ鼓動が大きくなってしまった気がする…。
鍵をかけた先生に早くしろと促され
捕縛布ついたまま扉側を向き靴脱ぐ。
手が使えず並べられないとこうしたが、
玄関という狭いスペースで向き合ってしまうのは気恥ずかしくて俯きながら脱いだ。
そのまま後ろに一段上がれば先生も靴を脱ぎはじめた。
「おじゃましまーす。元担任の部屋とか背徳感ですねー…感じないんですか先生。」
「お前じゃなきゃ感じてるだろうな」
靴を脱ぎ終え先に進んだ先生に
グイグイ引っ張られ廊下を進む。
「誰か呼びましょうか」
「お前は何がしたいんだ」
「相澤先生の背徳感を感じている顔を確認してやろうかと」
開けられた部屋へ足を踏み入れれば
なんとも先生らしいシンプルな家具の置かれた部屋が広がっていた。
寝袋以外何もなかったらどうしようかと不安だったが、きちんと置かれたダイニングテーブルとソファに感動。
「俺は顔に出ない。
その辺適当に座っとけ」
スルスルと外れて行く捕縛布。
「あー開放感ーーー。」
ボフッと遠慮もせずソファに座ってやった。
ここまで付き合ってやったんだ。
このくらい許されるべき。
缶ビールを手に持ってきた相澤先生にあっち行けと視線をもらい片側によければ
隣が静かに沈んだ。
一つ手渡された冷たいビールの蓋を開ける。
「お酒飲みながらのお小言なら何時間かマシに聞いてられそうですー」
「そんな気の持ちようだから何度も同じこと言われんだぞ」
「相澤先生のお陰で怒られなれてしまったみたいですねー」
「元々だろう」
開けたビールを口へ流し込む先生。
「失礼ですね。乾杯くらいしましょうよ。フライングもいいとこですよ相澤先生」
「んなもんいらねぇだろ」
面倒そうにまた口元へ缶を持っていき
視線だけこちらへ向けた。
「はい乾杯」
口に持っていっていた缶のお尻を押し上げるように乾杯してやれば
グッと吹きこぼすのを抑えた先生。
ふっ、面白い。
「おい」
「マナーですよマナー。目上の相澤先生を敬いまくった結果です！」
「全く敬ってねぇだろ」
ちょっと怒ったのか軽く睨んできたけど
気のせいかいつもより全然怖くなかった。
「面白かったので怒られても良いですー」
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くま(プロフ) - なべちゃんさん» 泣かせなくて→残せなくて (2021年9月25日 7時) (
レス) id: 429e4ba01a (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - なべちゃんさん» そんなそんな！！ほんとに頂いた感想嬉しくて、絶対無くさないように3枚もスクショ撮っちゃいました🙈❤読み返してくれようとしてたのかなと凄く嬉しかったですよ！！泣かせなくてほんとごめんなさい💦本当に素敵なお言葉ありがとうございました！ (2021年9月25日 7時) (レス) id: 429e4ba01a (このIDを非表示/違反報告)
なべちゃん(プロフ) - こちらにコメントしていたとは！逆に申し訳ないです。。😭これからも頑張ってください！ (2021年9月24日 22時) (レス) id: 95e45e91a7 (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - なべちゃんさん» 素敵なお言葉を沢山いただいて、大変心苦しいのですが…こちらシリーズ最初になる為、今後読まれる方に最終話のネタバレしてしまう為削除させて頂きます😭スクリーンショットで大事に保管させていただきました！！！本当にごめんなさい😭😭 (2021年9月24日 22時) (レス) id: 429e4ba01a (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - なべちゃんさん» コメントありがとうございます😊！そして最後まで読んでいただいてありがとうございました☺とっても嬉しいお言葉を沢山いただいて本当に嬉しいです！！ありがとうございます😊！ (2021年9月24日 22時) (レス) id: 429e4ba01a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くま | 作成日時：2021年6月11日 21時
