☆74 ページ15
冴島 「･･･！！！」
横峯 「氷浦先生！」
氷浦 「はる･･･ちゃん･･･、横峯･･･先生」
白石 said
Aの場所がやっとわかった
早く行かないと･･･！
新海 「硬膜の展翅なくなった。チャンスはある」
白石 「松原先生ここ任せていいですか？ういの医師が生き埋めに･･･」
藍沢 「お前が行くつもりか？」
白石 「だってAが酷いことになってるんだよ？これは指揮をとってる私のせい･･･！医師が現場で怪我するなんてあっちゃいけない！」
藍沢 「そうだ。医師が現場で怪我するなんてあっちゃいけない。だからこそお前はここで指揮を取れ。消防からの情報を整理しろ。だから指示で俺達を守ってくれ･･･！だから俺が行く」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
緋山 「このまま赤ん坊を死なせろって言うんですか！？」
村岡 「そうじゃない･･･。そうじゃないけど」
名取 「緋山先生。痙攣してます」
緋山 「鎮静して。呼吸が浅くなるようだったら挿管も」
名取 「はい」
緋山 「村岡さん･･･！」
村岡 「彼女がいるから子供もありか、って思ったんです。障害だって残るかもしれないんでしょ！そんなの･･･俺一人でこんなの･･･。いつだって彼女が決めてきた。俺じゃ決められない。子供の人生だって決められない」
緋山 「この崩落事故で、もう分かってるだけで7人亡くなってます。ひどい事故です！でもお腹の中のお子さんはそんな不幸を乗り越えた。奇跡と言ってもいい！」
村岡 「･･･」
緋山「私たちにはその命を救う方法があります！でも、あなたの許可無くひとみさんの体にメスを入れることは出来ない！分かりますか！？あなたの許可がないとこのまま死んでしまうんです」
名取 「村岡さん。多分あなたは今まで自分の人生に真面目に向き合ってこなかった。人生の困難な決断をしなければならない時はきっと誰かに任せていた。そうしたら失敗も責任もないから。奥さんは二人分の決断をしてきたはずです。もう奥さんはいません。だからあなた自身で決めてください」
村岡 「今朝まで元気だったのに･･･。ひとみごめん･･･。子供助けてください」
緋山 「わかりました」
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作者名：華 | 作成日時：2019年3月8日 1時
