【歌い手】いつまでも油断しないでよ【まふまふ】

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まふまふside



ソファーに座って、僕の足の上にAを向かい合わせに乗せて



手を両頬に添えて、じっと目を合わせる



…か、かわいい



「(な、なにこれ…天使)」



『不安』という僕を驚かせる発言の後、じっと黙ったままのA



…やばい



もっと、触れたい



そう思うと同時に頬に添えた手を動かして、唇を重ねる



「っ！？」



急にしたからか、ぎゅっと僕の肩を握るA



…でも、これじゃいつもとおんなじだ



驚かせる、じゃなくて



もっといろんな表情、させたいんだ



そう思うと、よくわからないスイッチが押された気がして



いつもじゃ絶対にできない、短いキスを繰り返す



しばらくして顔を離す



「音…鳴らさ、ないでよ…っ」



「え……」



目の前には少し息を切らして、潤んだ目で上目使いで



…あぁ、睨んでいるのか



はぁはぁと息を切らして、余裕が無さそうなA



いや、僕もかなり恥ずかしい



あんなにちゅ、って音立ててキスしたことないし



でも、そんなことで



こんなにかわいくて、綺麗なAが見れるなら良いなぁなんて



「好きだよ、A」



「…まふくんのばか」



口ではそう言いつつ、僕の肩に耳まで真っ赤にして顔を埋めるAが



何よりも愛しい、なんて



言ったら笑うかな



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