【歌い手】いつまでも油断しないでよ【まふまふ】

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「あー...暇だぁ」



だらだらと家で一人、ソファーで背中を伸ばす



いかんいかん...このままだとただの引きこもり...



「...そうだ」



春だしね！服でも買いに行こうかな



そう思い、軽く準備をして立ち上がる



...人やばいな



あの後部屋を出てアパレルの前で立ち尽くす



うっわ〜...あの子可愛いな



「...あれ、どうしたの」



「え」



そんな時に、後ろからかかる声



「ま、まふく」



「楽器見に来たんだよね...Aはどうしたの？」



「あー、服を買いにね」



その瞬間、きらんと光る目



あー...い、嫌な予感



「僕が選ぼうか！？」



「や、やだ」



「む、なんで」



「まふくん...だって、だっさーい服選ぶじゃん」



そう言うと、ぷくっと頰を膨らませて怒るまふくん



「ださくないもん！」



「いや！長ーいスカートとかじゃん！」



「そ、それは理由が...」



ごにょごにょとしているまふくん



「り、理由？」



「困るでしょ！？だってさ！」



「なにが」



「それ以上可愛くなってどうするのさ！」



...は？



さらりとそう告げるまふくん



しかし気づいていないのか、口を開き続ける



...やめてくれ、心臓がもたない



「わ、わかったからわかったから...」



それだけ言って顔を背ける



「照れてるな〜可愛い〜」



「...う、うるさい」



でもまぁ、意地悪なまふくんも悪くないなぁ



なんて、ね



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