相反恋愛 Ⅲ【ドラコ・マルフォイ】 (ページ23)

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Story 115 ページ23

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スネ「そう隠さずとも良い。クディッチのあの行動…そして今までの君に対する行動を見ていれば分かる。我輩はそれをダメだとは言わん。」

『は、…い、』

スネ「ただ、気をつけるんだな。あの小僧と関係を続けるということは、これから先起こることを覚悟しなければならん。」

これから起こること…

それは、両親のことだろうか。

それとも、例のあの人のこと？

スネイプ先生の言葉には色んな含みがあって、不安になる。

スネ「心しておくように。君に言いたいことはそれだけだ。あいつの娘だ。心配はしていない。」

そうスネイプ先生は私の肩を軽く叩いて、離れた。

お父様のこと信頼してるんだな…

スリザリンとグリフィンドールでも、こんな関係築けるんだ…

なんか、少しだけ嬉しい。

『ありがとうございます、先生』

私がそう言えば、ちらりと私を見てすぐ前を向いてしまった。

素直じゃない人だってお母様も言ってた。

みんな嫌いみたいだけど、私は好きだなぁ…

シリ「スネイプ！ダンブルドアが、貴様が改心したと思っていても、知ったことじゃない。私の方がよく分かっている。」

『シリウス！！』

シリウスがスネイプ先生に杖を向けている。

私が名前を呼んでも、シリウスには聞こえていないみたい。

スネ「おや、それならどうしてダンブルドアにそう言わんのかね？それとも何かね、母親の家に六ヶ月も隠れている男の言うことは、真剣に取り合ってくれないとでも思っているのか？」

スネイプ先生は声を荒らげず、囁きながら言う。

シリ「ところで、この頃ルシウス・マルフォイはどうしてるかね？嘸かし喜んでいるだろうね？自分のペット犬がホグワーツで教えていることで」

なんでそこでドラコのお父様の名前が出てくるの？

ペット犬って何？

困惑する私とは裏腹に、スネイプ先生がぴくりと反応した。

スネ「犬と言えば…君がこの前、遠足なぞに出かける危険を冒したとき、ルシウス・マルフォイが君に気づいたことを知っているかね？うまい考えだったな、ブラック。安全な駅のホームで君が姿を見られるようにするとは…これで鉄壁の口実が出来たわけだ。隠れ家から今後一切出ないという口実がね？」

シリウスが杖を上げた。

『やめてシリウス！！！』

シリ「私を臆病者呼ばわりするのか！」

スネ「まぁ、そうだ。そういうことだな」

シリ「マユ、そこを退け！」

このままじゃ…っ