第九十八話 ページ3
*
炭「煉獄先生!」
杏「む!どうした竈門!!」
炭「さっき、とても綺麗な女性が校長室へ入っていったんです。煉獄先生は誰か知ってますか?」
杏「ふむ。俺も聞いていないな。宇髄辺りが知って《只今から職員会議を始めます。先生方は職員室へお集まり下さい。》む!もしかしたらその話かもしれないな!!」
中高一貫キメツ学園で社会科を担当する煉獄杏寿郎は、新しい仲間を迎えることにワクワクしていた。
職員室へと入れば、いつも通りのメンバーが揃っている。
天「んぁ?おぉ、来たか。何か新しい教員が来るらしいぜ」
杏「うむ!!竈門からそれらしきことを先程聞いた!」
実「どんな野郎が来んのか、楽しみだなァ?」
義「今度こそ友達に…」
教員たちがザワついていると、ガチャリと校長室のドアが開き、校長が出てくる。
「今日からキメツ学園で働いてもらう事になった方を紹介します。では、どうぞ」
校長から促され、校長室から出てきたのは…
『今日からお世話になる雨辻麻友と申します。担当教科は体育です。よろしくお願い致します。』
淡い雨色の髪を高く結ったスラリとした女性。
そんな彼女に男性陣は目を奪われていた。
天「派手に美人な奴が来たじゃねぇか!!なぁ、煉獄!…煉獄…?なんで泣いてんだよ、?」
杏「…ッ……」
麻友を見つめたまま涙を流す煉獄。
そうなっても仕方ない。
何せ雨辻麻友は、前世先に逝ってしまった愛する妻、煉獄麻友だったのだから。
煉獄は前世の記憶を失っていなかったのだ。
杏「や、っと…見つけた……」
「「…??」」
『……』
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北狐(プロフ) - 更新お疲れさまでした、完結おめでとうございます!最後までとても楽しませていただきました…!本当にありがとうございました!! (2021年10月23日 19時) (レス) @page6 id: 77f9ebe255 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かふぇらて | 作成日時:2021年10月23日 11時