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第九十四話 ページ47








『今…なんて…』





杏「俺と夫婦になろう。」





『な、…んで…』





夫婦になろう。そう言う煉獄の顔はいつもより真剣で





余計に心臓が脈打った。





杏「正直、麻友が衰退していく様子を見ていて不安になったというのが本音だ。しかし、麻友と共に生きたいとそう強く願ったからでもある。守りたいんだ。ずっと傍で」





手が震える。





声が上手く出ない。





杏「…だめ、か?」





『っだめ、じゃ、な…い…』





杏「…俺と、夫婦になって欲しい。」





『…はい、』





私がそう言えば、煉獄は満面の笑みを浮かべる。





杏「わっしょい!!これで永遠にずっと一緒だな!!」





私を抱きしめて本当に幸せそうにそう話す。





『ッれ、んごく…』





杏「む。今日から麻友も煉獄になるんだ。煉獄ではなく、杏寿郎と呼んでくれ。昔みたいに」





『っき、ょ…杏寿郎…』





杏「うむ!!なんだ麻友!!」





『…ありがとうっ…』





杏「…!ははっ、相変わらず泣き虫だな?よしよし」





眉を下げて微笑んで、私の涙を拭った。





杏「すぐに鎹鴉に連絡させよう!!」





『ま、待て…流石にちゃんと話した方が良いのではないか、』






杏「麻友に無理して欲しくないんだ。」





『…杏寿郎、』





ポンッと頭を撫でると、煉獄が鎹鴉を飛ばした。





私は、煉獄になった。

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設定タグ:煉獄杏寿郎 , 鬼滅の刃 , 炎柱
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真季 - 続編おめでとうございます。引き続き楽しみにお待ちしてます。 (2021年10月7日 23時) (レス) id: ac0ba7e69a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かふぇらて | 作成日時:2021年10月7日 22時

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