第六十五話 *閲覧注意 ページ21
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酒に溺れた父に認めてもらいたい一心で。
お前らのような存在を消し、平和な世の中にしたい一心で。
毎日毎日毎日身を粉にして鍛錬してきた煉獄を
『否定するなッ!!!お前らなんかより煉獄は何倍も強いッ!!お前らを滅する為にッ!!お前のような外道共に煉獄の何がわかるッ!!人間を馬鹿にするな、人間をナメるなッ!!』
私がそう叫べば、私の方を睨み青筋を立てる。
相当頭にきたのだろう。
猗「武器も持たないお前が、俺に勝てるとでも思っているのか?」
『煉獄を守ることくらいなら出来るッ!!!』
猗「健気だなァ?煉獄。お前の女は武器も持たずして俺からお前を守るそうだァ…なら、やってみろ」
瞳孔を開き狂ったような笑みを浮かべると、地面に刺さったままの私の刀を抜いた。
そして、あろうことか煉獄の方へと刃を向け、投げ飛ばす。
『ッ煉獄ッッッ!!!!!!』
絶対に、…ッッ絶対にさせないッ!!!!
私は勢いよく煉獄を突き飛ばし、煉獄の前へ。
『ッッ!!』
杏「……お……い…?」
ドスッ!と嫌な音がする。
右胸が熱い。
地面を赤黒い液体が染め上げていく。
炭「麻友ざん"ッッッッッッ!!!!!!!!!」
伊「ッは…ッ………」
叫ぶな…
『ゴフッ……れ"…んごく…ッ……無事、か…?』
震える足を無理やり動かし、煉獄の方を見て微笑む。
杏「はッ………な、にッ…を……ッ…」
『よ、かった……刺さってッ…な、いな……ッ…』
目を見開いたまま、私を見つめる煉獄。
なんでそんな顔をする、
笑ってくれ
いつものように…
『れんご…ッ…「麻友ッッッッ!!!!!」ッはは、ッ…すまな、いッ…』
煉獄に近づこうと一歩足を踏み出したのだが、全身から力が抜けた。
しかし、これで刀が戻ってきた。
戦える。
猗「麻友…お前…本当に愛の為に命を落とすつもりかッ!?鬼になれッ!!!死んでしまうぞッ!!!」
猗窩座がそう叫んだと同時に、熱風が吹き荒れ、煉獄を真っ赤な炎の気が纏った。
杏「だ……まれ……ッッッ!!!」
猗「杏寿郎…お前…」
ここまでの殺気は感じたことがない。
杏「俺はッ…!!」
私を片腕で力強く抱きながら、
杏「俺の責務を全うするッッ!!!!ここにいる者は誰も死なせないッ!!!」
怒り狂った表情でそう叫んだ。
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真季 - 続編おめでとうございます。引き続き楽しみにお待ちしてます。 (2021年10月7日 23時) (レス) id: ac0ba7e69a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かふぇらて | 作成日時:2021年10月7日 22時