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第六十二話 ページ18







炭「くッ…俺も…ッ…」





『ッ動くな!!』





杏「傷が開いたら致命傷になるぞッ!!」





「『待機命令ッ!!』」





私と煉獄に怒鳴られ、竈門は身体から力を抜いた。





お前は十分頑張った。





あとは私たちに任せれば良いんだ。





猗「弱者に構うなッ!!!全力を出せッ!!!」





いつの間にかあんなに深く抉りとった腕は、綺麗に再生していた。





地面を蹴って私たちに迫り来る。





『ッ!!竈門は弱くないッ!!!私の仲間を侮辱するなッ!!!』





こちらも負けじと猗窩座の攻撃を薙ぎ払っていく。





猗「俺に集中しろ」





『雨の呼吸__壱ノ型 糸雨ッ!!!』





猗窩座の身体に何度も何度も刃を突き刺す。





それを避けるように、猗窩座は森の中へと駆け出した。





『ッ!!くそッ!!』





誘い込まれているのは分かってる。





でも行くしかないッ…!!





煉獄と私は猗窩座を追って森の中へと入っていく。





猗「良い動きだァ!」





「『はッ…!!』」





目の前に突然現れ、拳を突きつけてくる。





私と煉獄が二人で攻撃を仕掛けても、あいつは難なく避けてしまう。





なんなら一段上手だ。





『ッあああッ!!!』





杏「麻友ッ!!ぐぁッ!!」





一瞬の隙をつかれて、簡単に殴られ、吹っ飛ばされてしまう。





炭「麻友さんッ!!!煉獄さんッ!!!」





伊「ギョロギョロ目ん玉!!麻友!!」





あの子たちの声が聞こえる。





あまり目立つな、あいつに目をつけられてしまう。





『かはッ…』





杏「はぁッ…はぁッ…」





私と煉獄は、刀で何とか身体を支えている状態。





嘘でも無事とは言えなくなっていた。





『煉獄…、はぁ、ッ…まだいけるか…』





杏「ッはぁッ…こんなところで負けていられないッ…」





肩で息をしながら砂埃の奥に立つ猗窩座を睨みつける。






猗「鬼になれ麻友、杏寿郎。」





『チッ…まだ言うか…ッ…』





杏「はぁッ……はぁッ……」





猗「そして、俺とどこまででも戦い、高めあおう。」





この外道が…ッ…





猗「その資格がお前らにはある!」





腕を再生させながらそう言った。





杏「はぁッ…断るッ!もう一度言うが、俺は君が嫌いだ。俺は鬼にはならないッ!!麻友も、鬼になどさせないッ!!」





煉獄は、刀を支えに立ち上がる。





そして、





杏「炎の呼吸__参ノ型 気炎万丈ッ!!」





猗窩座に迫り、攻撃をする。





私も、私も行かなければ…ッ

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設定タグ:煉獄杏寿郎 , 鬼滅の刃 , 炎柱
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真季 - 続編おめでとうございます。引き続き楽しみにお待ちしてます。 (2021年10月7日 23時) (レス) id: ac0ba7e69a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かふぇらて | 作成日時:2021年10月7日 22時

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