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今日は、筋トレなるものをしていたようだ。
足はまだ動かせないから上半身の筋トレ。医者に相談せずに、自分にリハビリだと理由をつけて誰からか持ってきてもらっていた小さめのダンベルを取り出した。
ベッドの上のままで約10日間。
さすがに筋肉は落ちているようで、三十分すれば、少し息が上がっていた。
看護婦が来て、ダンベルを隠す。
少し汗をかいている彼に不思議に思ったのか看護婦はじっと彼を見ていた。
｢この部屋暑いですか？冷房つけます？｣
｢あ、いや、大丈夫です、すみません｣
看護婦が出ていった後、危なかった…とつぶやく轟焦凍だが、だいたいのことはバレてると思うんですけど。
またダンベルを取り出した。３つ。……３つ！？
どうやら5個ほど隠しているようで、銀のシンプルなダンベルが見えた。
人間は、すぐに筋肉が落ちてしまう。
運動している人ほどはやい。
それを取り戻すために、轟焦凍はダンベルを振っていた。
ヒーローの道が閉ざされてもなお、彼は諦めてはいなかった。
そのあと、看護婦が医者に知らせたらしく、轟焦凍は注意を受けていたが、医者も轟焦凍の心情が痛いほどわかるらしく、程々にしてくださいねとしか言わなかった。
｢見てて、痛々しいよほんと｣
部屋の角でやりとりを見ながらつぶやきが漏れた。
諦めてしまえば、はやいのに。なんて。
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にゃん(プロフ) - だんごさん» 閲覧ありがとうございました！そう言ってもらえると書いたかいがあります！！自分でも納得のいく最後がかけてよかったと思います！新作は考えております！良ければ次もよろしくお願いします！閲覧ありがとうございました！ (2018年2月8日 20時) (
レス) id: e7a720d445 (このIDを非表示/違反報告)
だんご(プロフ) - 大好きでずっと読んでいたて、凄く切なくて美しいオチでうるうるきてしまいました。にゃんさんの言葉の回し、文など読みやすくて好きです…！もし新作を書くのでしたら、次のも楽しみにしています！本当に完結おめでとうございます！(´｡･v･｡｀) (2018年2月8日 16時) (レス) id: f79547a215 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - まこさん» ありがとうございます！ゆっくりと急展開もなく進んでいるこの小説ですが、よければ最後までお楽しみください！頑張ります！ (2017年12月11日 6時) (レス) id: e7a720d445 (このIDを非表示/違反報告)
まこ - スッゴいいいです！頑張ってください (2017年12月10日 4時) (レス) id: 6c7b80997e (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - ネネさん» ありがとう〜！！泣けるかわからないけど頑張ります！！！！これからもよろしく！！ (2017年10月19日 19時) (レス) id: e7a720d445 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃん | 作成日時：2017年10月13日 20時
