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第28話 ページ28

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Minami side



朝、バス停で皆の事を待っていると

Aが下を向いて来た。




「おはよう。」




私が挨拶すると作り笑いで




「おー皆おはよう!」



といってきた。




「どうしたの?」




私が小声で聞くと、




「んーまぁ色々(笑)」




目は少し潤んでいて

すぐにタクトと何かあったんだなって

分かった。




「あとで話聞くわ。」




Aは“ありがと”と言った。

タクトが来て皆揃ったところでバスに乗った。




「A〜。今日の授業なんだっけ?」




タクトが話しかける。




「わかんない、エミリーに聞いて。」




素っ気なくAが言うとタクトは

しょんぼりして“はーい”と言った。




それからタクトは元気がなくて、

Aも久しぶりの学校で

嘘や愚痴がたくさん聞こえたのか

ヘッドホンをして、プラチナの雰囲気が

とても悪くなった。

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作者名:いっけー | 作成日時:2016年8月19日 18時

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