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第24話 ページ24

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Your side


何故か 無意識に

タクトが出した手を握った。


何で自分がそんな事したのかわかんない。



でも何でだろう

凄く落ち着いた。




「なんか寒いねー」



薄暗くて気味の悪い場所に

響くタクトの声。



「そうだね。」



そこで会話は終わって

どこからか流れる音楽がさらに

雰囲気を醸し出した。



「うわぁぁあ!」



木の影から出てきたお化け。

でももう少し見えていたから驚きは少なかった



「おーびびったー(笑)」



そう言いながら笑ってるタクト。

私はそんなタクトを見てたら面白くなって



「びびったのか面白いのかどっちかにしなよ(笑)」



そう言ったらタクトは


“ははっ(笑)そうだな!”

と笑った。



もう何か楽しくてお化け屋敷なんか

怖くなくなって、お化けが出てきても

そんなにビックリはしなかった。

逆に私達の笑い声が響いた。



もうお化け屋敷も終盤に差し掛かってきた。

完全に油断してた私は、

急に“ワー!”と出てきたお化けに驚いた。



すると無意識にタクトの胸の中に

入ってしまった。



「わー!びびった(笑)大丈夫?」



急に来た私にタクトは戸惑いながらも

心配してくれた。




「ごめん、ありがとう。」



私が言うとタクトは走り出した。




「ラスト走るぞ!」



すぐに出口の光が見えてきて

途中途中お化けが出てきたけど

走っててあんまり気づかなかった




「よっしゃあーー!」



タクトは手を上げながら言った。

手を繋いでいるから私も片腕だけ

上がって、手を繋いでたことバレたみたいで、

皆にすごい冷やかされた。



「カップルみたいだな(笑)」


「いいわね、仲よくて。」



とか色々言われたけど楽しかった。

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作者名:いっけー | 作成日時:2016年8月19日 18時

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