第22話 ページ22
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Your side
遊園地に来てから1時間半。
ジェットコースターとかメリーゴーランドとか
色々乗ったわけ。6人で(笑)
そしたら陸が“お化け屋敷行こうよ”
とか皆に提案してきた。
でもお化けが大嫌いな私にとっては
「私は行かないよ」
最悪の事で、全力でかつ冷静に断ろうとした
「あっれれ〜?Aちゃん怖いんでちゅか?」
波留が言ってきたから私は負けじと
「だってお化け屋敷って疲れるじゃん。それなら乗り物系に乗りたい。」
「じゃあ俺と手繋ごうよー。」
タクトが言うと
「じゃあ、ペアで入ろうぜ。」
夏樹が提案した。
もう私の意見なんか無視して勝手に進めていた
ここまでくると何のために断っていたのか
わかんなくなってきて私も嫌々了承した。
グループは男子が決めていて、
南&陸、夏樹&波留、私&タクトになった。
無意識に心の中でガッツポーズをしていた。
最初に波留と夏樹が行く。
私達は次だから背筋が凍った。
“タクトだからよかった” “意外と楽しみ”
“置いてかないかな” “タクトもビビリだったらどうしよう”
色んな事を考える。
南と陸は楽しそうにしていて、
どこからそんな余裕が出るのだろうと
不思議に思った。
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作者名:いっけー | 作成日時:2016年8月19日 18時