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第20話 ページ20

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Takuto side



遊園地についた途端

美森達3人ははしゃいでどっか行くし

波留も“あれ乗ろうぜ!”とか

テンション上がっててるわけで






でも夏樹が“少し休もう”って言って

陸と夏樹は場所取り、俺、A、南、波留は

ジュースやら食べ物やらを買う事になった。



とても並んでいたけど4人で

話に盛り上がっていたから苦ではなかった。




でも何故かAは話してる途中上の空で
足はフラフラしてて、



「大丈夫?」



と言い、俺はAの肩を支えた。

Aは大丈夫なはずがない。


それなのに




「大丈夫、ありがとう。」



そう言ってAはその場を収めようとした。

すぐに無理してるって分かったから





「休んで。ジュースは南達に任せよ」



と言ってAの手を掴んだ。



陸達に任せればいいのに

早く俺が戻らないといけないのに

俺は戻りたくなくて、ずっとそばにいたくて

陸達のテーブルに行かず近くのベンチに座った



「そっか、嘘とかいっぱいあるもんね」



俺がそう言うとAは



「うん、気分悪くなっちゃって。人混みも好きじゃないし」



と言った。



そんな事言われたら返す言葉がなくて

“ごめんな”としか言えなかった。




「ううん、でも皆といると楽しい」



“楽しい”と言う言葉が聞けて安心した。

つまらないわけではないんだなと思った。



もっと色んな事を2人で話したかったけど

Aも疲れていたから



「そっか!辛かったら言えよ」



そう言ってAを少し休ませた。




俺の肩にAの頭が乗っていて

もう心臓壊れるんじゃねえかってくらい

ドキドキしてて、周りから見ればただの

バカップルなんだなって想像すると



Aは可哀想だけど、俺にとっては

もう死ぬほど嬉しかった。

いつかこうならないかなぁと思ったりもした。

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作者名:いっけー | 作成日時:2016年8月19日 18時

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