第30話 ページ31
〜陸side〜
陸「ごめん、おかゆしか作れなくて。え?」
そこには泣いてる君がいて
A「あ、大丈夫です!」
俺をみた途端涙を拭ってそう答えた
陸「どこか痛いの?」
ねえ、俺なんか悪いことした?
A「いや、違います」
君が泣いてるところを見たくないんだよ
陸「何で?言って」
A「クリスマス楽しみにしてたのに行けなくて、先輩にも迷惑かけて最低だなって思って⋯」
最低?最低なんかじゃない。最低なのは俺だよ
陸「違う」
今まで君にしか言わせなかった
A「え?」
陸「最低なのは俺なんだ。ごめん」
自分の気持ちを伝える事から逃げていた
A「何がですか?」
君がいつか言ってくれるだろう
そのいつかを待とうって思ってて
でも
こう言うのは俺から言いたい
陸「今まで黙ってた事がある」
ずるいんだ。俺は。
A「何ですか?」
でも
もう、決めたから。今言うって
.
.
陸「Aが好きだ」
A「え?」
空から降ってくる雪の数だけ
君にこの気持ちを伝えたい
陸「黙っててごめん、好きなんだ。」
目を丸くする君が可愛すぎて
A「私も⋯です⋯」
照れながら言う君が可愛すぎて
陸「俺と付き合ってください」
返事を聞く前に 抱きしめた
A「先輩、いいんですか?」
陸「何が?」
A「私でいいんですか?それと風邪うつりますよ」
陸「お前がいいんだよ!あと風邪はうつってもいい」
A「何でですか?」
陸「今度はお前に看病してもらうから。」
A「仕方ないですね(笑)」
陸「最高のクリスマスだわ」
A「そうですね!!」
陸「明日風邪治せ。デートリベンジ!」
A「はい!」
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アイスコーヒー(プロフ) - めっちゃキュンキュンしましたまたいっけーさんの作品読みたいです (2017年12月3日 9時) (レス) id: df255f4e4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いっけー | 作成日時:2016年8月6日 21時