風柱の彼女さん【不死川実弥】2

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炭「後藤さん！Aが倒れてしまって！」

後藤「今行く待ってろ

えらい身体冷えてるじゃねえか、全身血だらけだしよ

蝶屋敷にすぐ運ぶわ」


風柱様に殺されたくねえ…と小さい声で呟いていた



翡翠「ボク、先にしのぶに伝えておく！」

空から翡翠が降りてきて言う


後「おう、ありがとな」

翡翠も心配なんだろう

翡翠が飛んで行った後、後藤さんもすぐにAおぶって走って蝶屋敷に向かってくれた


後始末は他の隠の方にお願いし

意識を失っている伊之助を俺がおぶり、善逸と蝶屋敷に向かう


善「Aちゃん大丈夫かな…」

炭「きっと大丈夫だ、信じよう」


身体の冷えは血鬼術、全身傷だらけで血が沢山出ていた

呼吸で止血していたとしても心配になる量だった

…悪い方向ばかり考えてしまう

善「炭治郎、信じるって言っただろそんな顔するなよ

伊之助もいるし俺達も早く行こう」

炭「ああ、ありがとう善逸」

善逸は優しく笑ってすぐに前を向き歩き始めた


＿＿＿＿＿＿＿＿


周りは一面お花畑で周りに人はいない

私一人だけの空間

…前もここに来たことがある

確かあの時、ここにいたのは


「A！」

『…！

お父さん！お母さん！』


母「また来たの？ダメじゃない」

父「大変な任務だったのか」

『うん、ちょっと苦戦した』


ここはきっとあの世の手前

前にも1度来たことがある

あの時も任務で倒れた時だった


『私また戻れるかな？まだやらないといけないこと沢山あるの』

父「ああ、戻れる

Aがこっちに来ないように俺たちがここにいるんだ」


母「貴方なら大丈夫よ

…また会えないけど頑張ってね」

『うん、この首飾りをお母さんとお父さんだと思う

私の事ちゃんと見ててね』


2人にもらった首飾りを形見だと思って毎日つけている


母「もちろんよ」

父「頑張れよ」

2人に抱きしめてもらってから出口であろう光が指す方へ歩く


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