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私の家はお父さんお母さんと私の3人暮らしだった
貧乏なわけでもなく裕福なわけでもない
でも、生活するには何不自由ない一般的な家庭だった
『お母さん、お父さん、私が大きくなったら強くなって困ってる人を助けたい!』
父「Aは本当に優しい子だな
Aならきっとなれるよ」
母「そうね、きっと素敵で強い女の子になれるわ」
お母さんもお父さんも優しくて、美男美女だと町では評判の夫婦だった
その間に生まれた私も美人でいい子とみんなから優しくしてもらっていた
優しくしてくれるみんなに恩返しがしたい。と将来の夢は強くなってみんなを守ること
まだ小さい私には何になればみんなを守れるかわかっていなかった
______
ある日
お母さんが風邪をひいたので、私は薬を買いに夕方家を出た
お父さんはお母さんの看病
夕方でも町は賑わっているし私が1人でもみんな優しいので助けてくれる。だから1人でお使いに行かせてくれた。
私の家は町から少しだけ離れていて静かな場所
人食い鬼は夜活動する。
人が少なく確実に狙えるところを狙いに来る。
『おじさん、ありがとう!
これお母さんにちゃんと渡すね』
おじさん「ああ、気をつけて帰るんだよ」
薬屋から帰る頃には月が出ていた
早くお母さんに元気になってもらって明日は一緒にシャボン玉をしよう
そんなことを考えながら家まで走った
『お母さん、お父さんただいま!』
…返事がない
『お母さん?お父さん?』
『何この匂いっ、お母さん!!お父さん!!』
血の匂いだ、玄関から居間に入るととてもじゃないけど嗅いでいられない血の匂いがした
なにか音がすると思い、お母さんが寝ていた部屋に行く
『お母さん!!お父さん!!』
鬼「あぁ?子供か…まだ居たのか
お前の親か?泣くな泣くな、俺が一緒に食ってやる」
人間じゃない、ここにいては危ないが
お母さんとお父さんを置いていけないと思った私はその場でへたり、と座り込んでしまった
怖くて怖くてボロボロと涙が止まらない
『やだ、来ないでっ
お母さんとお父さんを返して!!』
鬼「うるせぇ、餓鬼だな
先に食ってやるよ」
襲われそうになった時、どこからか風が吹いた
「壱ノ型 塵旋風・削ぎ」
鬼「グワアッ」
『え…?』
風が吹いたと思ったら、お母さんとお父さんを襲っていた変なやつはいなくなっていて血溜まりがあるだけだった
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ヒカル - 結婚してからの後が気になります (2021年3月2日 23時) (レス) id: 2aa16b2381 (このIDを非表示/違反報告)
ジャスミンティー(プロフ) - ヒカルさん» コメントありがとうございます!続編は現代がいいですかね? (2020年12月4日 22時) (レス) id: 3ec76fdd5c (このIDを非表示/違反報告)
ヒカル - 初コメントしました。完結おめでとうございます。続編希望です。 (2020年12月2日 21時) (レス) id: 2aa16b2381 (このIDを非表示/違反報告)
ジャスミンティー(プロフ) - 紅葉さん» 涙腺崩壊なんて嬉しすぎます(;-;)ありがとうございます!( ^^ ) (2020年7月26日 20時) (レス) id: 3ec76fdd5c (このIDを非表示/違反報告)
ジャスミンティー(プロフ) - しほニャンさん» いつもコメントありがとうございました!しほニャンさんと色んなお話が出来て嬉しかったです!!実弥オチまた作りますね! (2020年7月26日 20時) (レス) id: 3ec76fdd5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジャスミンティー | 作成日時:2020年6月21日 22時