天使の君へ【轟焦凍】 (ページ36)

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しかし、それを聞いた緑谷は驚いた様子で峰田に尋ねた

緑｢峰田君...雄英体育祭見た事ないの！？｣

峰｢あるに決まってんだろ

　そういう事じゃなくてよー...｣

相｢ウチの体育祭は日本のビッグイベントの一つ！！

　かつてはオリンピックがスポーツの祭典と呼ばれ全国が熱狂した

　今は知っての通り規模も人口も縮小し形骸化した

　そして日本に於いて今｢かつてのオリンピック｣に代わるのが雄英体育祭だ！！｣

相澤の言う通り雄英体育祭は日本を代表するビッグイベントの一つ！

流石のAも知ってるようだ

上｢資格修得後そつぎょうごはプロ事務所にサイドキック相棒入りが定石セオリーだもんな｣

耳｢そっから独立しそびれて万年サイドキックってのも多いんだよね

　上鳴あんたそーなりそう、アホだし｣

上｢くっ！！｣

しれっと毒を吐く耳郎

しかし、耳郎の言うことが間違っている訳では無い

Aの父親もエンデヴァーのサイドキック歴は長かった

相｢当然、名のあるヒーロー事務所に入った方が経験値も話題性も高くなる

　時間は有限

　プロに見込まれればその場で将来が開けるわけだ

　年に一回...計三回だけのチャンス

　ヒーローを志すなら絶対に外せないイベントだ

　各々心して挑め｣

「「はい！！！」」

ヒーローを目指すものなら誰しもが気合いの入るイベント

自ずと返事にも覇気がある

相澤｢あぁ、それと轟A｣

貴『はい？』

相｢俺の怪我を治癒してくれたらしいな
　医者とばーさんがお前の治癒が無ければもっと酷いことになっていたって聞いた助かったよ、
　ありがとう」

『いえいえ、そんな』

相｢以上HR終了だ｣

それだけ言うと相澤はまたフラフラしながら教室を出ていった

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