【名探偵コナン】推し達を救いたかっただけなのにどうしてこうなった。３【警察学校組】

救済１００ ページ1

「藤代、大丈夫か？」
『伊達くん･･･ありがとう、大丈夫』


結束バンドを外し、人質達の拘束を解いていく伊達さんにお礼を述べる。


地味に痛いな、この結束バンド･･･。


「殺す･･･絶対に殺してやる･･･」
『降谷くん落ち着いて！私なら大丈夫だから！！』
「そうだぞ、降谷。今は熱くなってる場合じゃねぇ」


頼むから周囲まで殺しそうな殺気はしまってください。


「とにかくここから脱出する方法を考えねぇとな･･･」
『そこに配電盤あるし、それでモールス信号みたいに外の人に伝えたらどうかな？』
「藤代天才か？」
『い、いや･･･降谷くんの方が早くそれに気付いてたでしょ･･･』


何で真顔で褒めてくるんだ･･･。

喜んでいいのかどうか分からないんだけど。


「とりあえず、「助けて」でやってみてくれ」
「分かった。そうだ、藤代の状況も伝えとくか？」
『え？私？』
「ああ。頬を殴られたこととか」
「それは･･･やめといたほうがいいんじゃねぇか？」
『絶っっっっっっ対やめた方がいい！！！！！！！！！！！！！！！！！』
「･･･声小さいのに圧がすげぇ･･･」


そんなことして二人が解読してブチ切れたらどうすんの！！


絶対冷静になれないし何より「チョリース♪」が無くなるでしょ！！

あのシーン漫画で見たときからめちゃくちゃ好きなんだから！！！！！


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「諸伏よォ、昔何があったか知らねぇけど･･･話してくれたら俺らのしょーもない助言が、何かの助けになるかもしれねぇぜ？」
「･･･た、す、け、て･･･」
「今かよ！？」
「ち、違うよ！ホラ！奥の通りのコンビニの看板の明かり･･･まるでモールス信号みたいに点滅して･･･」
「おいおい、ありゃー･･･」
「みたいに、じゃねぇな」
「！モールス信号が変わった･･･？」
「あれは･･･」
「ふ、じ、し、ろ、が･･･藤代？」
「A！？Aが何なんだよ！！全部言えや！！！」
「まぁまぁ、陣平ちゃん･･･でも一つ分かったことがあるだろ？あれをやってるのは多分降谷ちゃんで、Aちゃんも一緒にいる。しかもわざわざモールス信号にして伝えなきゃいけないようなことが彼女に起こった･･･」
「････分かってんな、萩」
「モチのロン♪犯人を半殺しにすんのは事件を解決してから･･･それも冷静にな」
「･･･二人とも、俺も協力するよ。藤代を巻き込んだ犯人を許せないからな･･･」
「お〜怖」
「人のこと言えねぇぞ」

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