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コーヒーを飲みながらふと思い出した






一年前







大学に通いながらカフェで働く毎日だった






秋も終わり冬になってきた頃彼と出会った






第一印象は 白い 細い 金髪がよく似合う 静かそうな子だった







特別関わることはなかったしバイト先の子の知り合いだから挨拶するくらい。でも5回ほどお店に来てくれた時には初めて彼から話しかけてくれたんだ






「ご注文をお伺いします」






『今日も同じのください』






彼がいつも頼むのはホットコーヒーだ






注文を受けそれを彼の元に運びに行くと







『店員さんがいつもいれてくれるコーヒー美味しいです』って







その言葉に対してお礼を言いその場を離れようとすると






『あ、あの、僕あさひって言います。その、コーヒーのこととか色々知りたくて連絡先聞いてもいいですか?』






そう聞く彼に連絡先?と思ったが少し俯いて耳を赤くしてる彼を見てかわいいと思ってしまう私はなんだか少しずつ彼は私の心に居るような感じがした






そんなあさひくんとは、共通点が何個かあった






同い歳や映画が好き、散歩が好きとかね







だけど違うとこももちろんあったんだよ?






彼は写真を撮るのがすごいすき、だけど私は写真にうつるのが苦手






だけど何回か彼が誘ってくれたデートをしてる時に毎回彼が愛用のカメラで私を撮るんだけどそれを愛おしそうに見て愛を伝えてくれるようになったの





『かわいい、Aちゃん』





『Aちゃんときたかってんな』






『すきやで』





それを見てると ああ、あさひくんとならいっしょに居てもいいかなって






「わたしもすきだよ、あさひくん」




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設定タグ:treasure , アサヒ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:UB | 作成日時:2024年12月8日 22時

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