三代目J Soul Brothers*短編集 3

逢いたいよ。*º隆二 ページ49

君が俺に別れを告げたのは、





雨の降る夜だったね。






その数時間前まで普通に一緒にいたのに。






なんで？





行かないでよ。





ずっと一緒って、言ったじゃん。






あれは嘘だったの？






『ごめんな、マジ久しぶりになっちゃって』






『ううん、いいよ全然。仕事だもん』






19:30。





君が俺に別れを切り出すまで、あと２時間─






『そういえばさ、今度メンバーと飲み会あるんだけど、Aも連れてきてって言われてるんだよね。行かない？』






『私なんかが行って邪魔にならない？』






『なんないなんない！むしろメンバー大歓迎してるから』






『そっか。じゃあ都合が合えば行くね』






『あ、でも、俺の隣離れんなよ？臣とか絶対狙うだろうし』






『相変わらず隆二は心配性だね(笑)大丈夫だよ』






20:30。




君が俺に別れを切り出すまで、あと１時間─






『ここのお店、美味しいね。よく隆二知ってたね？』







『バカにすんなしっ!!彼女のためならこのくらいしますー』








『ありがとーございますー(笑)』






21:30。





運命の時間─。

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