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ネックレス*º直己 ページ24

そして、今に至る。


追いかけようと思ったけど、素直になれない自分がいる。


外は雨が降ってきた。


しかも、土砂降り。


─Side You


「ふぇ…ッ…ぐす…っ…はぁっ…」


何で分かってくれないんだろう。


じゃあ直己は私と別れたら私との思い出、全部消しちゃうんだ。


私は持っとくのに…。


雨が降ってきて、涙諸共流してくれると思ってたら。


「…A?」


「…涼太くん…?」


目の前に、涼太くんがいた。


「どうしたん、こんなとこで…濡れんで?」


涼太くんは自分の着ていたパーカーを私にかけてくれた。


「ごめ、ありがと」


よかった。


泣いてたこと、気付かれてない。


「…A、泣いてたん…?」


気付かれた。


「ううん、泣いてないよ」


「嘘つかんでええやん…正直に言い?」


優しい涼太くんの瞳を見てると、嘘付く理由すら見当たらなくなってきた。


「…実は、直己とケンカして…」


私はさっきまでの経緯を全て涼太くんに話した。


涼太くんは頭を撫でながら、何も言わずに聞いてくれた。


「そっかぁ…それは辛かったな…。けど、直己さんはきっと嫉妬してるだけやで?」


「…嫉妬?」


「そや。自分の彼女が元カレのこと考えてる思たら、妬いたんやと思う。それは俺も嫌やし。でもな、それはAのこと愛してる証拠やと思うで?」


「…私、直己に謝ってくる」


「ん、頑張りや?」


「うんっ、ありがと涼太くんっ」


私は涼太くんにパーカーを返し、来た道を走って戻った。


─Side Ryota


俺、何で応援してんねやろ…


直己さんがいらへんのやったら、もらってしまえばよかったかもしれへん。


そしたらAは俺のもんやったかもしれへん。



でも、やっぱりAの想いは直己さんに向いたままやから。



2人が仲直りしてAが幸せなら。


「俺はこれでええねん…」


俺は河川敷で1人、涙を流した。

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美紀 - 三代目大好きで臣君と岩ちゃんと今市くん寄りのオール担当ですこの小説最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してます (2018年2月21日 16時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
天然ぽんこつ〆((永畑⇔* .なぁ))(プロフ) - 芽生さん» ありがとうございます!遅くなるかもしれませんが4の方でキリがよくなったら書きますね、 (2014年1月20日 7時) (レス) id: a95d262471 (このIDを非表示/違反報告)
芽生 - リクエストいいですか?三代目のメンバーとの裏が見たいですっ!作者さんの書く小説すごいいいです♪もうヤバいです(///ω///)これからも頑張ってくださいっ更新待ってまーす! (2014年1月19日 19時) (レス) id: df756d77cc (このIDを非表示/違反報告)
やすだ∞ひなな。(プロフ) - もゆおみさん» いえいえ笑 (2013年4月21日 23時) (レス) id: 1e396bdc29 (このIDを非表示/違反報告)
やすだ∞ひなな。(プロフ) - もゆおみさん» わああああっ、ごめんなさいいいい← (2013年4月21日 21時) (レス) id: f7c901d5df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:晴空 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/isut/ano/  
作成日時:2012年12月31日 11時

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