ソフトバ●クの店長と社員の私【無音(むね)】番外編！

25話 ページ25

「…というのが過去のお話です。


この後、なんとか小学校は毎日行ってたんですけど、中学校からは……って感じで…


すみません、かなり重い話になってしまって……」


Aちゃんは申し訳なさそうに謝る。


俺は、Aちゃんの手を上から握る。


「おれはAちゃんのお話聞けて嬉しかったよ。


だからさ、そんな申し訳なさそうな顔して大丈夫だよ。


もるくんみたいにはやれないかもしれないけどさ、出来る限りやれることはやるから！」


これでおれの気持ちが伝わったらな、と思っていると。


「無音さん…そこでもるの名前出すんですか…」


「え？」


思ってもいない答えが帰ってきた。


だって本当のことだし………あ。


そうじゃん！ちゃんとAちゃんと二人で頑張ろう、って話してるのに、


他の人の名前出したら説得力下がるじゃん！！


あああああどうしよ……


おれがどうするべきかいろいろ考えて、うーん…となっていると、Aちゃんは笑って言った。


「大丈夫ですよ、無音さんの気持ちは十分に伝わってきましたから。ありがとうございます！」


そういうAちゃんの顔は、とてもキラキラしていて。


気がついたらおれは、Aちゃんの唇に自分の唇を重ねていた。


Aちゃん急過ぎて固まってる。可愛い。


「ねぇ、Aちゃん」



*



ゆとむねの「きみだけは。」……ヤバいですよね……


サビ前とサビがすごい好きです……


それに…ゆとむねっていうのが…本当に…素敵ですよね…

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