見えない姿 ページ33
松田「ん? Aは?」
キョロキョロと辺りを探しながら、松田は席についた
萩原「来てねぇんだよなぁ」
松田「降谷、何か聞いてねぇのか?」
降谷「あぁ、Aなら───
妃「ふわぁぁ…… おはようさん」
降谷が口を開いた瞬間、ドアが開き 妃が大きなあくびをして入ってきた
妃「……あ、やべ 資料忘れた
降谷、悪いけど…」
降谷「ハァ… 机の上で良いですか?」
笑顔でグーサインを出すと、降谷は大きなため息をつきながら教室を出ていった
景光「教官、Aが来てないんですが?」
妃「あー、アイツは今日 医者んとこ」
伊達「急だな…… 何処か痛めとか?」
妃「前々から我慢してたのが昨晩悪化したらしい
ま、昼には帰ってくるさ」
萩原「……」
松田「……」
景光「……」
伊達「……」
………………
…………
…
萩原「ダメだ、既読になんねぇ」
松田「昨夜ってことは予約も何もなくて受診だろ? 今、診察してもらってんじゃねぇのか」
景光「でも、そんなに体調悪かったのかな…」
道場の端で四人は難しい顔をして座っていた
伊達「夕飯はちゃんと食べてたけどな」
萩原「むしろ、食いすぎで腹痛とか?」
松田「アイツの大食いは今に始まったことじゃねぇだろ」
景光「そういや、最近頭おさえてなかったか?」
伊達「そういえば…… まさか」
萩原「おいおい」
松田「アイツ…… 持病とか無さそうに見えて…」
松田の言葉に四人は眉間の皺をより 一層深くして拳を強く握りしめる
降谷「……おい」
萩原「うぉっ!?」
松田「おい、おどかすなよ……」
降谷「稽古中に何やってんだ」
景光「ゼロは心配じゃないのか?」
降谷「何が?」
伊達「Aが持病を悪化させて医者にかかってるそうだぞ」
降谷「は?」
伊達に眉を潜める降谷は、再び大きなため息を出して口を開いた
降谷「あのな──
萩原「Aだ!!」
降谷の言葉を遮るように萩原は大声を出すと、通話ボタンを押してすぐに耳に当てた
萩原「もしもし……?」
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和美/美香 - ピスピスさん» 本当ですか!私絶対買います!その時名前教えて下さいね!続編楽しみです! ひ、ひーくん!研君早く! (2019年8月18日 13時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
ピスピス(プロフ) - 和美/美香さん» 和美/美香様☆ 本当に勇気を出して小説作ってみてよかったと思います!景光「ん?いいぜ。ほら (手)」萩原「あ!!ずりぃ、俺も行く」 (2019年8月18日 12時) (レス) id: f40ecb7ebb (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - ピスピスさん» ありがとうございます、私も同じです! え!?!え、そんな(泣)研君、零君、そんな事言わないで。陣君所に行きたいからひーくん一緒に来て。陣君心配だからお願いします。 (2019年8月15日 20時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
ピスピス(プロフ) - 和美/美香さん» 和美/美香様☆ 更新もコメントを読む楽しさから頑張れます!降谷「松田は置いてきた」萩原「墓地に?」景光「こ〜ら、和美/美香さんがまた心配するだろ?」降谷「道場に」萩原「ほら、やっぱり」景光「……ハハッ(苦笑」 (2019年8月15日 16時) (レス) id: f40ecb7ebb (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - ピスピスさん» 良かった、私も嬉しいです。いえいえどういたしまして♪ どういたしまして研君。うん!零君!陣君いない。え!研君それはダメだよ。零君、陣君は何処?(泣) (2019年8月12日 7時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴすぴす | 作成日時:2019年7月2日 2時