45、これはいわゆるデート ページ45
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「次の休みいつですか。」
『…土曜日？』
「私に聞かれても困ります。予定は？」
『この間買った本読むか、録画観る…なんで？』
「10時に○駅で。」と言われた。
…なんなんだ急に。
土曜日、ちゃんと準備した。
服装オッケー、メイクもバッチリ。髪型も可愛い、よし。
どこ行くのかは知らないけど、とりあえずオフの日ぐらいオシャレして可愛くしたいと思って完璧にした。
電車に乗って遅れないように向かった。
思ったより早く着いて、七海はまだいなかった。
まあ時間通りに来るでしょ。
「おねーさん、1人？」
『…私？』
「そうそう、可愛いなって思って。俺らと出かけない？」
『……大学生？』
男の子たちは自慢げに高校3年と答えた。
それも眩しいぐらいの笑顔で。
『…ごめんね、私こう見えても高校の保健室で働いてるおばさんなんだ。もうすぐ三十路だよ。』
「えっ……」
『君たちもおばさんには興味ないでしょ？
さあ他当たらなきゃ！若人に時間はないよ！』
そういうと男の子たちは足早にその場を去った。
まあ嘘はついてない。悲しい事に四捨五入すれば30だし。
『うっわ、いつからそこにいたの。』
「高校生が話しかける時からです。」
『趣味悪。声かけてよねー。』
最初から見てたんかい！という突っ込みは置いといて。
七海の隣を歩いた。
連れて行かれた先は某デパートのコスメ売り場だった。
「この間鏡プレゼントするって約束したので、」
『…そんな約束したっけ？』
「酔ってて覚えてないだけだと思います。」
酔ってもしっかり覚えている方なんだけどなぁ。
そんな約束した記憶が無かった。
でもまたプレゼントしてくれるって事で同じものを選んだ。
『ありがとう。今度は落とさないように気を付けるね。』
「人が多いので向こうで待っていてください。」
エスカレーター付近のベンチに座って待った。
まあプレゼントしてもらうのにお会計見るのも悪いかなと思ったし。
七海からコスメショップの紙袋を受け取ろうと思ったら「女性に荷物持たせるわけにはいかない」と渡してくれなかった。
そんな重い物でもないのに。
お昼ご飯を食べて、他にもショッピング楽しんで(買い物したのは私だけ)夕方には帰った。
電車だったのにマンションの前まで送ったくれて、荷物もそこで全部受け取った。
『ありがとう。楽しかった。』
「ではまた。」
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さしす - とっても面白い!! 続きがきになる〜！ 応援してます！ (2022年5月26日 9時) (
レス) @page49 id: 9bbdd85770 (このIDを非表示/違反報告)
森 - 作り込みエグいですね！いいなー! (2022年2月20日 14時) (レス) @page33 id: d826e852a9 (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - emiさん» そう言ってもらえてすごく嬉しいです！ありがとうございます。もうすぐ続編へと移行しますが、そちらでもどうぞよろしくお願いします！ (2021年9月25日 11時) (レス) id: 1b6f6e5afa (このIDを非表示/違反報告)
emi(プロフ) - このお話の雰囲気最高に好きです…七海と夢主ちゃんとの距離感も自然で素敵、時間がゆっくり流れてる感じがして読んでいると心が癒されます…お身体に無理のないよう更新されてください！楽しみにしております！ (2021年9月25日 0時) (レス) @page43 id: 9ba5ed02ee (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - ぬぬ@とかげさん» コメントありがとうございます！ (2021年9月15日 16時) (レス) id: 7ddd39ac99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くまこ
| 作成日時：2021年8月27日 14時
