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36、医務室は休憩所じゃない ページ36






Aたちが朝の飛行機で東京に帰ってきた。
今日はAは休みだけど、北海道であった事を話しにわざわざ高専まで来てくれた。

飛行機でのこと、コンビニに行ったこと、死にかけたこと。


…まあ暇つぶしに来たんだろうけど。




「へー…。七海かっこいいね。」

『七海いなかったら本当に死んでました、あれは。』




いつも話し上手なAの語彙力が低下してた。




「で?Aは七海が好きになったと。」

『…いやー、そういうのじゃなくて、』

「そうなの?」

『あ、そろそろ行って来まーす!』

「行ってらっしゃい。」




今日のAはいつもより気合の入ったメイクに可愛らしい服装。

今から婚活パーティーだと言ってた。
結婚願望はあると婚活に課金してるらしい。(婚活歴5年目)




それから夕方、七海が医務室へ来た。




「出張大変だったね。お疲れ様。」

「…色々と大変でした。」

「Aから聞いたよ。」




Aは婚活行ったよ、とわざと七海に向けて言った。

どうでも良さそうな顔をしてるけど。




「七海ってAの事好きでしょ。」

「…好きですね。」

「あれ、すんなり教えてくれんだね。いつから?」

「Aが高専に来てからです。」

「元々一線超えた関係だったんでしょ?」




「なんで知ってるんですか」って嫌な顔するけど、Aは私になんでも教えてくれるんだよ。


前の会社にいる時から特別な感情があったらしい。
でもハッキリしたのは高専に来てからだと。




「七海も五条の血を継いでんね。気になる子先に抱かないよ普通は。」

「……それに関しては何も言えませんね。ただそれでも良かったと思っていたのは事実です。」




Aに触れたいと思って無意識に手が出るらしい。これはもう重症じゃん。




「呪術師である以上未来が保証できないのでどうにか諦めたいと思ってます。」

「そんな無理して諦める必要ある?」




七海は五条や夏油と違って昔から真面目だ。
間違いなくいい子なんだけどね。




しばらくして医務室の扉が開いた。




『はぁ〜、ダメでしたー……』

「おかえり。」

「おかえりなさい。」

『あ、七海来てたんだ。』




なんだか全員イマイチだったらしい。
会費が高かったと落ち込んでいた。



Aは私の中で特別大事な後輩。
だから幸せになってほしいと思う。





37、急用が多い→←35、パンピーだったから



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さしす - とっても面白い!! 続きがきになる〜! 応援してます! (2022年5月26日 9時) (レス) @page49 id: 9bbdd85770 (このIDを非表示/違反報告)
- 作り込みエグいですね!いいなー! (2022年2月20日 14時) (レス) @page33 id: d826e852a9 (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - emiさん» そう言ってもらえてすごく嬉しいです!ありがとうございます。もうすぐ続編へと移行しますが、そちらでもどうぞよろしくお願いします! (2021年9月25日 11時) (レス) id: 1b6f6e5afa (このIDを非表示/違反報告)
emi(プロフ) - このお話の雰囲気最高に好きです…七海と夢主ちゃんとの距離感も自然で素敵、時間がゆっくり流れてる感じがして読んでいると心が癒されます…お身体に無理のないよう更新されてください!楽しみにしております! (2021年9月25日 0時) (レス) @page43 id: 9ba5ed02ee (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - ぬぬ@とかげさん» コメントありがとうございます! (2021年9月15日 16時) (レス) id: 7ddd39ac99 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くまこ | 作成日時:2021年8月27日 14時

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