ここにいる意味〜DH〜 ページ28
ヒョンはじっと、何か考えるように目を瞑って聞いている。
「もちろん俺のこの行動で、Aがマスコミに追いかけられる
リスクはあると思う。
だけど、そのリスクを冒してでも、俺はAを助けたい。
今は、俺の立場を利用しよう、そう思ったんだ」
ヒョンは、うーんと唸って話し始めた。
「ドンへの気持ちはわかる。
でもな、お前がSuperjuniorでいる限り俺は手放しに賛成できない」
「ヒョン…」
「わかってると思うけどお前の体はもう、お前一人のものじゃない。
登録して、もしお前がドナーになることになれば、仕事は？
これからワールドツアーだって始まるんだぞ」
「わかってる」
「世界中に、お前を待ってくれるエルフ達がいるんだぞ」
「うん。俺の我が儘だってことはわかってる」
「それに…俺だって知らないわけじゃない。
提供する側にもリスクはあるんだろ？もしお前に何かあったら
お前のアボジとの約束が守れない…」
「わかってる。ヒョンがアッパと俺の事で約束してくれてること。
だけどヒョン、俺、これだけは譲れないんだ」
「ドンへ…」
「ヒョン、ヒョンは、この世界に入るきっかけってなんだった？」
「え？」
「俺はね、アッパとAなんだ…俺の最初の観客はAだった。
いつも、俺が踊ったり唄ったりする横に、Aがいてくれた。
Aがいたから、俺はこの世界に飛び込むことができたんだ…
だから、Aがいなきゃ、俺がSuperjuniorでいる意味はないんだよ」
「ドンへ…」
「仕事に支障が出るようなら、俺はSuperjuniorを抜けてもいい」
「ドンへ！そんな…お前そこまで…」
「申し訳ないと思ってる。でも…」
決心は変わらない…
「ドンへ、お前の気持ちはよくわかったよ。
だけど、ここで俺がそれをどうこう言える立場じゃないんだ。
一晩、猶予をくれないか？マネヒョンやチーフマネにも相談しなきゃ…」
「わかった。」
あとは、ヒョンに任せよう。
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さくらこ(プロフ) - ごんごんさん» ごんごんさん、コメントありがとうございます！半年以上前に書いたお話を読んでいただいて、その上コメントまでいただけるなんて嬉しいです。つらいお話ではありますが、読み終わったあとは、きっと幸せな気持ちになってもらえると思います( ´ ▽ ` ) (2013年11月10日 12時) (
レス) id: a388da78b1 (このIDを非表示/違反報告)
ごんごん(プロフ) - 涙が出て来て… 止まりません (2013年11月10日 8時) (レス) id: 3fe715c8fc (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - 裏琉さん、ありがとうございます^ ^ (2013年2月27日 15時) (レス) id: a388da78b1 (このIDを非表示/違反報告)
°+裏琉+°(プロフ) - はい！最後まで読みます！！w (2013年2月27日 15時) (レス) id: e11767803f (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - 裏琉さん、コメントありがとうございます！私も、同じ気持ちです。ぜひ、最後まで読んでいただけると嬉しいです！ (2013年2月27日 15時) (レス) id: a388da78b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらこ
| 作者ホームページ：http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/
作成日時：2013年2月24日 19時
