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ふわふわ ページ22

深い眠りの中、わたしはふわふわして幸せな気持ちだった。

右手が、何か温かいもので包まれている感覚。

意識はなくても、閉じた瞼の下で感覚が研ぎ澄まされて行くような…

《A…なあ、知ってる?》

誰…?

《俺がずっとお前が好きだったこと》

ドンへ…?

《中学の時、お前初めて告られただろ?
あの、他校のイケメンで背が高くてスポーツ万能みたいなヤツ》

覚えてる…
初めて告白されて、ちょっとわたし、有頂天になってた…

《それでA、浮かれちゃって付き合うって言いだして…》

うん、そうだね…

《でも、すぐダメになっただろ?》

そう、付き合いますって言ったら、もういいですって返ってきて。
告白されたのわたしなのに、なんで振られたの?って意味わかんなかった…

《あれ、俺なんだ。俺が邪魔したの》

え…?

《お前の親父が日本のヤクザだって吹き込んだの。
だってお前のアッパ、そっち系の顔だったし。そしたらマジでビビっちゃって》

そうだったの…?

《目を白黒させてさ、可笑しかったな。
あの時のあいつの顔、見せてやりたかったよ。》

ドンへ…そうだったんだね。
そんな頃から、わたしを見てくれてたんだ…


《ねえ、A》

なあに?

《社長はきっと、俺がどんなこと言っても絶対ビビらないよな》

え…

《きっと、Aを幸せに、してくれるよな?本当は俺が幸せにしたかったけど…》

ドンへ…違うの、わたし、断ったんだよ…

声が出ない。

ドンへに伝えたいこといっぱいあるのに

あ…ドンへ…いかないで…

そばにいて……………

「A!A!!」

ハッとして目が覚めた。

「A!良かった!!」

そう言ってわたしを覗き込んでいるのはギジュンさんで。
さっきまでドンへが手を握ってくれてたような気がしたのに…

「ギジュンさん……?」

「すぐきてください!Aが目を覚ましました!」

ブラックマンネ〜DH〜→←君にできること〜DH〜



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さくらこ(プロフ) - ごんごんさん» ごんごんさん、コメントありがとうございます!半年以上前に書いたお話を読んでいただいて、その上コメントまでいただけるなんて嬉しいです。つらいお話ではありますが、読み終わったあとは、きっと幸せな気持ちになってもらえると思います( ´ ▽ ` ) (2013年11月10日 12時) (レス) id: a388da78b1 (このIDを非表示/違反報告)
ごんごん(プロフ) - 涙が出て来て… 止まりません (2013年11月10日 8時) (レス) id: 3fe715c8fc (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - 裏琉さん、ありがとうございます^ ^ (2013年2月27日 15時) (レス) id: a388da78b1 (このIDを非表示/違反報告)
°+裏琉+°(プロフ) - はい!最後まで読みます!!w (2013年2月27日 15時) (レス) id: e11767803f (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - 裏琉さん、コメントありがとうございます!私も、同じ気持ちです。ぜひ、最後まで読んでいただけると嬉しいです! (2013年2月27日 15時) (レス) id: a388da78b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくらこ | 作者ホームページ:http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/  
作成日時:2013年2月24日 19時

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