heartbeat～コード・ブルードクターヘリ緊急救命３ (ページ3)

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A「そんなに分かりやすい！？・・・耕作に気づかれてたらどうしよ」

藤「大丈夫だって、お前と一緒で藍沢、鈍感だから。気づいてねぇよ」

そういうとほっとしたって表情をするAをみて早くくっつけばいいのにって思う。

そうすればAだって幸せになる。

Aには幸せになってもらいたい。

年は同じだけど妹のように可愛いと思う。昔から俺の相談相手はAだったし、はるかに相談できないようなことは俺にしてたA。

まぁ、だいたいはるかと喧嘩してる時だけど。

藤「で、どうなわけ？見るからにお前ら、最近話してないような気がしてるの俺だけじゃないと思うけど」

あの汚染事件以来、藍沢とAが仕事の話以外、話しているのを見かけない。

その前までは、どうでもいいような会話を楽しそうにお互いしてたけど。

A「・・・何か、分かんなくて。目が覚めてからさ、白石や緋山はよかったとか言ってくれたけど・・・・耕作は何も言ってこないんだよね」

藤「は？」

あの藍沢が？誰よりも、Aの意識が戻ることを願ってたのに？

A「きっとさ、天野奏ちゃんのことで頭がいっぱいなんだよ笑。・・・私なんて所詮、ただの同期だし。・・・でも、ちょっとくらいなんか言ってくれてもよくない？同期の中では仲いいって思ってたのに・・・私が勝手にそう思ってただけなのかなぁってそう思ったらなんか自分から話しかけずらくてさ笑」

笑っているけど、悲しそうな顔をするAを見て何やってんだよ、藍沢はとそう思う。

一番、大事な奴、悲しませてどうするんだよ。

A「まぁでも、しょうがないよね。耕作が患者さんのことちゃんと考えてる証拠だもん。・・・でも若くて可愛い女の子だから妬けちゃうけど笑。・・・このこと誰にも言っちゃだめだからね」

あんたにしか話してないんだからって言われると何も言えなくなるな・・・。

そう、このとき、何が何でも藍沢に話すべきだったんだ。

そう後悔するのは、もっと先の話・・・・。