2 ページ10
.
新入生と待ち合わせしているのは原宿。
なぜかというと、本人たっての希望らしい。
「一年がたった4人て少なすぎねぇ?」
「じゃあお前、今まで呪いが見える奴に会ったことあるか?」
虎杖はすこし考えた後、思い当たる節がなかったのか肯定の意を示した。
それだけ呪術師は
「ってか、俺が4人目って言わなかった?」
『入学は結構前から決まってたんだって。
家の事情で遅れちゃってたみたい』
「ずっとまだかって気にしてたもんな」
『だって唯一の女同期だよ?大事でしょ!』
なんて話していると、遅刻していた先生が到着した。
「おまたせー。っお、制服間に合ったんだね」
「おーぴったし!でも伏黒とビミョーに違うんだな。
パーカーついてるし」
「制服は希望があれば、色々いじってもらえるからね」
「え?俺そんな希望出してねえけど」
「そりゃあ僕が勝手にカスタム頼んだんだもん」
その言葉に何も言えないでいる虎杖。
かく言う私のも、本来はこの制服にショートパンツが無いもので勝手にカスタムされていた。
白虎と恵とともにもう反発した結果、なんとか今の形になったのは濃い記憶である。
『ねぇ、合流するまでショッピングしてていい?』
「いいけど、あんまり離れちゃダメだよ」
「変な奴に絡まれんなよ」
『私は子供か』
んじゃ!と手を振って、竹下通りを進んでいく。
目指すはアパレルショップ。
呪術師は他のバイトよりも断然稼げるため、予算はたっぷりあるのだ。
しかし、
「ねぇねぇ、今暇?暇っしょ?俺らと遊ばない?」
『忙しいので』
典型的なナンパにあい、時間をロスしてしまう。
何度断っても消えてくれないその男たちに、ただただイラつきが溜まっていく。
「いーじゃん、ほら、俺らいいとこ知ってんだよ」
「君みたいな可愛い子とお近づきになりたいな〜」
『チッ、いい加減に』
「A」
後ろから名前を呼ばれたかと思いきや、隣に立つ幼馴染。
恵の腕に抱きつきながらナンパ男に視線をやった。
『恵遅い〜。この人たちしつこくてさぁ、早くタピオカ飲みいこ!』
「…ああ。待たせたな」
恵の鋭い目力に勘弁したのか、そそくさといなくなる男たち。
グッとサムズアップすると、呆れたようにため息をつかれた。
何故??
(伏黒すげー、何の躊躇もなしに…)
(2人一緒の時は毎回だからね。僕より早く行くとは流石だよ)
(橘も大変だな)
1083人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れおすけ(プロフ) - ちーさん» ありがとうございます!!!笑 また更新頑張ります!! (2021年11月10日 0時) (レス) id: 62ab6277f9 (このIDを非表示/違反報告)
ちー - 好きです!笑 (2021年11月9日 12時) (レス) @page38 id: ca5a92bd63 (このIDを非表示/違反報告)
れおすけ(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます!オチは自分の中でも未定ですので、今後も応援してくれるとうれしいです! (2021年4月19日 14時) (レス) id: 424d22639a (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - れおすけさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年4月19日 9時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:れおすけ | 作成日時:2021年4月14日 23時