気付かぬ再会 ページ14
.
…マジか
島の様子を見ながら、Aはある人物たちの乱闘を見てしまった
怪僧 ウルージ
殺戮武人 キラー
そして彼らの乱闘を止めた、赤旗 X・ドレーク
3人とも懸賞金は1億を超えていたはず…
関わらないのが一番だと踵を返そうとした
その時、
「待ちな」
気付けば、頭上に大きな影が迫っていた
『…随分ね、怪僧ウルージ』
「こんなところでお目にかかれるとはありがたいからな…重力遣いさんよ」
『それでも、初対面の女性にこの挨拶はないんじゃない？』
いつの間にか背後にいたウルージの巨大な武器が、Aの頭に振り下ろされていた
Aは能力で軽く受け止め、彼の重力を思い切り後ろにぶん投げる
「うおっ！？」
『悪いけど、今暇じゃないの
喧嘩を売るなら今度にしてくれる？』
「エリウス・D・A….噂以上だな」
『それはどうも キッド海賊団副船長に認められるだなんて光栄です』
皆が皆警戒を緩めることなく、己の武器から手を離さない
しかし、Aは近くでゾロの気配を察知したことで武器を離した
『……急ぎの用があるの、どいてもらうよ』
いつのまにか遠くに行ってしまうゾロのこと、今見逃して仕舞えばまたしばらく追いかけっこ状態になるのは間違いない
自身を赤いオーラのようなものが包み込み、無重力化して一気に上空へと持ち上げる
巨体のウルージが並の人間サイズになるまで上空に行けば、だれもこちらには気づいていないようだった
「消えた…！？」
「どこにいった！！」
『ふぅ、危なかった
さっさとゾロと合流しないと』
その高さを保ったまま、天竜人の気配に気を付けながらゾロの元へと向かう
彼らに飛んでいるところを見られては面倒なことに巻き込まれるに違いない
「……A…？」
「キャプテン？どうしました？」
「いや……そうか、この島に来ていたか」
ただ、ある人と再会していたことには気付かなかった
*＊*
『っあ、いた！』
緑色の頭を見つけ、見失わない位置で地上に降り立つ
いったいどう行けばこの時間でここに辿り着けるのか、不思議なものだと肩を竦めた
『ゾロ！』
「っA！お前先に行きやがって…どんだけ探したと思ってんだ」
『なに言ってんの、勘違いしたゾロが先に上陸しちゃったんでしょ』
「……あ？」
背中に抱きついたA
やれやれと言うようにため息をつくゾロだったが、続いた彼女の言葉に反論することができなかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 864人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れおすけ(プロフ) - クロノトさん» 私も知る前にこの作品を作り始めました、笑 全くの別物だと思ってくだされば🙇🏻♀️ (2022年11月2日 10時) (
レス) id: 62ab6277f9 (このIDを非表示/違反報告)
れおすけ(プロフ) - 七巳流さん» はい、文ストから能力拝借しております笑 (2022年11月2日 10時) (レス) id: 62ab6277f9 (このIDを非表示/違反報告)
クロノト(プロフ) - あれ重力使い……？原作にもいなかったけ… (2022年10月2日 19時) (レス) @page1 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
七巳流 - びびびっくりした。文ストかと、、 (2022年9月13日 18時) (レス) @page1 id: d0f6226b61 (このIDを非表示/違反報告)
れおすけ(プロフ) - 星猫さん» コメントありがとうございます！誘ってもらって申し訳ないんですが、私かなりのマイペース人間で更新まちまちなので迷惑かけてしまうかと……。申し訳ないですm(__)m (2021年10月7日 14時) (レス) id: 62ab6277f9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れおすけ | 作成日時：2019年11月19日 3時
