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『あの、私のほうから連絡してもいいですか？』
警｢え？｣
『家族と仕事関係以外の連絡は後回しにしちゃう人なんです』
『私からのほうが多少は気づいてもらいやすいと思います』
警｢…そう？｣
警｢じゃあ、今日はお家まで送るね｣
『…いえ、1人で帰れます』
警｢日も暮れてきたから、遠慮しないで？｣
『大丈夫です。犯人捕まったし、家ここからそんなに遠くないですから』
｢でもねぇ…｣と渋る女性警察官。
気持ちはありがたいのだが、近くに警察官がいると思うと妙に緊張して落ち着かない。
阿｢Aちゃん｣
『！』
警｢あれ、さっきの……なんか人数増えてるね？｣
佐｢いつめんです！｣
岩｢ごめん。俺がみんなに連絡した｣
深｢俺らがAちゃんのこと気になって勝手に来ただけだよ｣
『…あ、すみません、わざわざ』
宮｢Aちゃんが謝ることじゃないからね｣
渡｢もう話終わった？｣
『まぁ、一応…』
警｢これから彼女をお家まで送ろうと思ってたとこ｣
向｢そうなん？ほんなら俺らも帰るか〜｣
ラ｢よかったらAちゃんも一緒にどう？……無理にとは言わないけど…｣
いつもより距離があるような気がする。
男性に対して少し恐怖心がある今の私に気をつかってくれているのかな。
………ちょっとだけ寂しい、かもしれない。
近づくと怖いのに離れると寂しいなんて、随分と身勝手なものだと我ながら思う。
目｢一緒に帰りたいんだけど、だめ？｣
『！』
『……帰る、みんなと』
佐｢んじゃ帰ろ帰ろ！笑｣
阿｢もう暗くなってきたもんね｣
向｢なんやここおるとドキドキするわ笑｣
ラ｢悪いことしてないのに何故か緊張するよね｣
渡｢それな｣
『あの、ありがとうございました』
警｢いいのいいの、気をつけて帰ってね｣
お世話になった女性警察官にお礼を言って、みんなと一緒に帰った。
………やっぱり、こっちのほうが落ち着く。
警｢いいなぁ〜青春！｣
＊事情聴取等について、作者なりに調べて書いてはいますが実際とは異なる点が多いと思います。何卒ご容赦ください。
＊移行して間もないのにPart3お星様が赤色になってて嬉しいです。いつもありがとうございます。
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作者名：ぽてと | 作成日時：2022年11月30日 18時
