猫拾いました。【ybin】

#16 ページ16

yb side


『ごろごろ〜ごろごろ〜』

俺のベッドを一人で占領するけい
転がって遊んでいる

「ほーら、けい寝るよ」
『やだ楽しいもん！』
「俺の寝る場所ないじゃん」
『あーそーゆーことか、』

俺のスペースを空けてくれるけい
隣を叩く

『ほら、薮こいっ！』
「なんでお前に指図されなきゃいけないんだよ」

でも空けてくれたから隣を拝借する
照明を落とすとけいの頭が俺の胸の上に乗る

『ふふ、薮の胸の音聞こえる〜』
「そりゃ俺生きてるもん」
『なんか落ち着くな…』

ギュッと俺の服を握るけい
俺はけいの頭をそっと撫で続けた

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