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*
｢………｣
……時刻は朝の4時半。
どうも普段不規則な生活をしているせいか、体は既に起きているらしい。ぼさぼさの髪を整えようとしたところで、腕が動かないことに気付いた。
まだ朝日が昇っていないので、部屋の中は真っ暗だ。自身の腕を枕にしてすやすやと眠っている妻がぼんやりと見える。
(そうか、昨日一緒に寝たんだった…)
無理矢理寝かせた…と言った方がいいか。
昨晩Aが｢私といてつまらない？｣と聞いてきたのだ。滅多にそういうことを口にしないものだから、しばらく驚き固まってしまった。
……何か言われたのだろうか。それとも彼女自身が普段常に思っていたことだろうか。…そのどちらともか。
彼女といてつまらないと思ったことは一度もない。最近は少しずつだが彼女の存在に慣れ始めていたし、"自分の妻"という認識もするようになった。
だけど、Aは不安に思っていたようだ。
(……そうだよな。僕が最初に言ったんだから)
愛してない、と言われれば誰だってマイナス思考になる。僕は彼女が嫌いというわけじゃなくて、恋愛対象として見てないと言ったのだ。
………昨日はどうしても抱きしめてやりたくて、思わず勝手に腕が伸びていたが。
｢……ごめん｣
本当は起きている時に言ってあげたいが、僕の勇気不足で無理そうだ。寝入っていたAは少し身じろぎすると、寒そうに僕の胸元へ擦り寄ってきた。
ｰｰｰｰｰｰｰｰ彼女とは、本来ならあるはずの恋人だった期間というものがない。
だから、少しずつ彼女と距離を縮めていこうと思う。
｢……さむい｣
ふと舌足らずな声が聞こえたので、布団の中にいる彼女の顔を覗き込んでみる。目は閉じているが肩を震わせていた。
｢………起きたか？｣
｢……………れ、さん｣
｢まだ寝ててもいい。起こすから｣
子供のように目を擦った彼女を見ると、思わず頬が緩んでしまった。
｢……｣
彼女は少し悩んでから、のそりと身を動かすと
僕の首元にぐりぐりと顔を埋めた。そして柔らかな唇が微かに首へ当たるのがわかった。
寝ぼけてるのだろう。甘えるような仕草に薄らと頬が赤くなったが、それを誤魔化すように目を閉じた。
｢……………｣
彼女が、数時間前から起きていたことも知らずに。
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HALO - お互い実力は認めあってますし大丈夫ですよ！！同じ似た境遇ですからきっと共有すれば乗り越えられる素敵な夫婦になれますよ♪♪ (2019年3月21日 0時) (
レス) id: d6476dbe7d (このIDを非表示/違反報告)
てな(プロフ) - HALOさん» そうですよね…！よいお友達になれそうです！きっと乗り越えられたら強い夫婦になれそうですね(´∇｀) (2019年3月20日 23時) (レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
HALO - 降谷さんもきっと誤解を知ったら赤井さんといい関係築けそうですよね！！だから夢主ちゃんも乗り越えて降谷さんと幸せになって欲しいなぁと思います！ (2019年3月20日 23時) (レス) id: d6476dbe7d (このIDを非表示/違反報告)
てな(プロフ) - HALOさん» ごちゃごちゃしてまいりました…wそうなんです！降谷さんが赤井さんをはちゃめちゃに憎んでいるのと似ているような感じにしたかったんです(語彙力)憎すぎて毎日降谷さんのことばっかり考えてたらいいなあとか思っております (2019年3月19日 17時) (レス) id: 46f0755694 (このIDを非表示/違反報告)
HALO - 複雑になってますねw降谷さんもライが自殺を止められなかった事に対して殺したいほど憎んでいるのと同じな気もしますね!!夢主ちゃんが好きになってるなぁって思うし紙一重なのでしょうか？ (2019年3月18日 23時) (レス) id: d6476dbe7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てな
| 作成日時：2019年3月1日 0時
