【降谷零】三度の飯より君が好き【安室透】

Ending ページ15

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ｰｰｰｰｰｰｰｰ×年前




『………』





五億円。

その額を稼ぐには、あの組織の資金を
まるごと奪う必要がある。


幹部の一人に顔を覚えられている以上
私自らが動くことは出来ない。ならば、
組織に牙を剥く警察関係の人間と手を組めばいい。





『…CIAの水無怜奈……
公安の諸伏景光、は殉職してるか』





NOCリストに表示された大量のスパイ達を
一人選別しては、また次のスパイへ目を移す。
誰を選ぶかによりこの先の計画が大幅に変わるのだ。


ｰｰｰｰｰｰｰｰそして、マウスをスクロールさせていた
自身の指がぴたりと止まった。









『…………降谷、零…』







警察庁警備局警備企画課、通称ゼロに
所属する公安警察官だ。真っ直ぐにこちらを
見据えている海色の瞳に、目が止まった。



ｰｰｰｰｰｰｰ…直感といえば、直感かもしれない。



初めて彼の名前を目にして、迷った挙句
結局彼に決めた。彼ならきっと…
そう信じて私はビデオメッセージを送ったのだ。









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『…最高の舞台になりそうだ』









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END









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