【名探偵コナン】天才FBI捜査官と公安警察

番外編 ページ35

遅くなりましたが番外編です〜
時系列は子供が生まれる前となっております！


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「ちょっと聞いてないわよシュウ〜！
こんなイケメンがいるなら紹介しなさいよ」

「結構筋肉あるのねレイは…すっごい硬いわ！」




(ど、どうしてこうなった……)




助けを求めようにも側にいた赤井も、
この女性達はどうも苦手なのか
眉間に皺を寄せてワインを飲み続けている。

目は据わっているが。


そして一番の問題は、あの女。



「………」



いつもなら頼まなくてもべらべらべらべら
勝手に喋るアイツは、この地獄が始まってから
完全に口を閉ざしている。勿論目は据わっている。




(……どうしてこうなった！？)




話は数日前に遡る。




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「パーティ？」


「ええ…FBIの、ね」



なんでまたそんな
反吐が出そうなモノに出なきゃならんのだ…
という俺の目にAが小さく笑い

「零くんを出せってきかないのよ」と答える。





「勝手にやってればいいだろ…僕は寝る」

「あら、貴方の知らないとこで
私が食べられちゃっててもいいわけ？」

「食われるほどか弱くないくせに何言ってんだ」





現在俺とAは"新婚旅行"ということで
アメリカに来ている。

このために仕事を詰めに詰めて
やっと五日間の休暇をゲット出来たのだ。


偶然この期間本部に戻っていた赤井の所へ
Aがお小遣いをねだりにいくと言うので
仕方なしに向かい、俺は駐車場で待っていた。




「もお〜…私だって行きたくないわよ」

「だったら行かなければいいだろ」



「上司命令なの！職権乱用よあんなモン…
今度絶対可愛い部下という立場を利用して
奢りに奢らせてやるんだから…」

「……」





敵に回したくないな…と助手席に座っている
現恋人に大きなため息をついた。





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