ハイスペックはお断り２【名探偵コナン】

その後 ２ ページ47

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工藤邸を出た私はポアロへ向かった
今日で彼はあの店をやめる
組織が崩壊してもまだまだ公安の仕事はあるが、あの店にいる必要は無くなったのだ


なので最後のエプロン姿を拝みに行こう





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ポアロに着くと外から見えるカオスな状況


女子高生が泣いている。手紙を受けとる安室透
黒いモヤモヤが私の中に現れたが気にしないふりをした





カランカラン


「いらっしゃいませー！」


梓さんの声が響く
彼はチラッと私を見たが話中なので横を抜けカウンターに座った




「Aさんいらっしゃい！今日で安室さん最後さんですよ！知ってました？私も今朝知らされたばかりで！」


『え、そうなんですか？残念ですね』


コーヒーを一つ頼み口をつけた


『これ梓さんが？』


「違いますよ！安室さんが淹れてくれた水出しです！」


やっぱり




「Aさん結婚されたんですか！？」


大きな声にびっくりしてカップを落としそうになった


『え、ええ』


「やっぱり！前まで指輪なんてしてませんでしたもんね！相手はどんな方なんですか！あ、もしかして！」


流石目の付け所が違うのね。なんて考えていると梓さんは手を口に当て小さな声で安室さんですか？と尋ねられた


あんなにアピールしてる子達の前で梓さんもなんて質問をするんだ







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