ハイスペックはお断り２【名探偵コナン】

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それから徐々に回復していった零は、退院するから診断書を書けと言われたが担当じゃないのでと断っておいた


だが、すぐに退院し仕事復帰をしていた
権力恐るべし




『風見さん』


「雨宮さん。この度は本当にありがとうございました」


零はあの時私の応急処置が無ければこの世にはいなかった



『私は医者よ。自分のするべきことをしたの』


「ご結婚されるんですね」


『誰に聞いたの？』


「降谷さんが言い回ってました」


『そう…』


「それたけ嬉しいんですよ」


『私も嬉しいわ』


「雨宮さんってそんな風に笑うんですね」


『え？』


「失礼。あまり笑うところを見たことが無かったので、その…あまりに綺麗だったので…」


「惚れるなよ風見」


「ふ、降谷さん！」


慌てて眼鏡を直す風見さん



『報告は終わったの？』


「ああ」


零が目を覚まさない間に風見さん達公安の人は後始末を行っていた
そして退院した零も報告書を書きに警視庁にきていた




「行くぞ」


零は私の手を取り歩き出す


『え、どこに？』


「言っただろ。全てが終わったら一緒に行くって」


『ああ。お墓参りね』





途中でお花を買い伊達、萩原、松田のお墓に参った


私はポケットから新しい煙草を取り出した


『この煙草つけてくれない？』


「自分ですれば良いじゃないか」


『いいから』


煙草に火をつけ墓石に供えた




『私が煙草をやめなかった理由知りたい？』


「ああ」


『この匂いを嗅ぐと思い出すの。６人で過ごした毎日を。忘れたく無かったの、大切な思い出を』


「…そうか」


『でももう辞めるわ。煙草なんてなくてもしっかり覚えてるもの』


鮮明に
辛かった訓練もみんなで乗り越えたあの毎日を







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