88 ページ41
.
組織が壊滅し平和が訪れた
しかし一ヶ月経っても零は目を覚まさなかった
「降谷くん俺たちよりもずっと危険だった。幹部も彼は躊躇なく倒していったがある女性に会った」
『それがセカンド。わたしの母親ね』
「降谷くんは動揺したんだ。君と同じ髪と瞳。母親だとすぐに気づいた、だから反応が遅れたんだろう」
『…零が捕まってた理由ね』
病院の外でもう変装はしていない赤井と話していた
.
『もうアメリカに帰るの?』
「ああ。明日の便でな」
『そう』
「なんだ?寂しいのか?」
『少しね』
煙草を吸う赤井の姿は久しぶりに見た気がする
「寂しくなったらいつでもアメリカに来い。君が来てくれるならhomeのみんなも大歓迎だろう」
『そうね。かえって来いってうるさくてうるさくて』
「だろうな。じゃあ俺は行く」
『待って。これ持って行って』
私はずっと吸っていた煙草を渡した
「吸わないのか?」
『あーうん。形見だと思って!』
「俺に愛する人を思い出せと?」
『要らないなら返して』
「問題ない」
そういうと彼は私の手を引き頬にキスを落とした
『見られたら殺されちゃうわよ』
「最後さ。おめでとう。幸せにしてもらえ」
『…ありがとう。まずは起きてもらわないと』
「ああ。彼が目を覚ましたらまた連絡してくれ」
そう言って彼は私の煙草を持ってアメリカへ帰って行った
.
607人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
noa(プロフ) - 鈴蘭さん» 温かいコメントありがとうございます!憧れなんて嬉しいです!語彙力皆無過ぎていつも調べながら書いてますwまた更新するかもしれないのでよろしくお願いします(^^) (2019年3月17日 16時) (レス) id: ce90e029ff (このIDを非表示/違反報告)
noa(プロフ) - 蓮-Ren-さん» 温かいお言葉ありがとうございます!また更新するかもしれないのでよろしくお願いします(^^) (2019年3月17日 15時) (レス) id: ce90e029ff (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭(プロフ) - 完結おめでとうございます!とても素敵なお話で家族というテーマが本当にお上手に表現されていると感じました。私も夢書きなので、とても憧れています。 (2019年3月16日 18時) (レス) id: 70c518a327 (このIDを非表示/違反報告)
蓮-Ren-(プロフ) - 完結おめでとうございます。陰ながら読んでいたのですが、とても心に刺さるお話でした。とても面白かったです。 (2019年3月16日 18時) (レス) id: d8f19c7143 (このIDを非表示/違反報告)
noa(プロフ) - 明里香さん» たびたび申し訳ありません。こちらの確認ミスです。指摘ありがとうございました! (2019年3月10日 15時) (レス) id: ce90e029ff (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:noa | 作成日時:2019年3月1日 21時