ハイスペックはお断り２【名探偵コナン】

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『お父さんはエレーナ先生が好きだったんじゃないよ』


「嘘よ！子供のあなたに何がわかるの！」


『お父さん言ってたの』




どうしてそんなに頑張るの？
ーーーエレーナ先生はお母さんの友達なんだ
友達？
ーーー日本に来て初めて出来た友達なんだよ



『お母さん…日本に来て右も左も分からない時に友達になったのはエレーナ先生だって言ってたじゃない！だからお父さんはあんなに必死に探していたのよ！』


「嘘よ！」


『お父さんはお母さんを愛してたわ！』


「っ！もう孝一さんはいない！あんたも同じ所に送ってあげるわ！」


引き金を引かれる






『私はあなたを愛していたわ』


「っ！」




引き金を引こうとする指に動揺が見えた
だから私は彼女より先に懐から銃を出し引き金をひいた


『ごめんなさい』


「…っ…はぁ…A…」


『お母さん』


倒れる母の元へ寄る


「ごめん…な…さい…ひとり…にして」


『私はもう一人じゃないわ』


そして母の手を取った


「わた…しも…あなた…を…あいして…たわ」


『っ！』


ポタポタと流れるのは私の涙だった



「わたしの…かわいい…えん…じぇる…」


『向こうでは…お父さんと幸せになってね』


お母さんの額にキスを落とした





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私はライフルバッグから救急セットを出し今できる応急処置を施した


多少血は止まったのを確認して電話をかける




『風見さん！今どこですか？状況は？建設中のビルの屋上に今すぐ来て！零が撃たれたの！』


すぐ行きますと電話を切られた
次は哀ちゃんへ電話をかけた



『状況は？』


「全部終わったわ」


『…本当に？』


「ええ、終わったわ。やっとね」





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