ハイスペックはお断り２【名探偵コナン】

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「あなた…」


『お母さんはまだ生きてるの？』


「分からないわ。でも私が殺される前にどこかに連れていかれたのは事実よ」


『そう…』


お母さんのことは正直言葉に出来ない


もう死んでいると思っていたから


会えたら聞きたいことが沢山ある


でもそれは敵じゃなければの話だ






「それから江戸川くんからは口止めされてるんだけど、組織破壊計画が進んでいるわ」



最近工作員が立て続けに殺されていたこともあり、各国が動き出した



『どうしてコナンくんが口止めを？』


「あなたには知られたくないんでしょ？安室透。彼も組織の一員よ」


『NOCってことね』


そう言われて理解した
コナンくんが初めてあったときの警戒心や、なぜあそこでアルバイトをしているのか





『私が関わらないようにしてるのね』


「ええ。でもあなたにも一緒にいて欲しいの。私はその日江戸川くんの協力者になるの」


『わかったわ。お呼びでないなら今回は大人しくするわ』


これは私だけの問題じゃない
国と国。長年多くの人を失いながら計画していたビッグプロジェクト
私一人の独断で行動など出来ない


でも零はまた危ない目にあうのね





「組織は危険よ。それが身の為だわ」


そして私達は別れた





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